モンテ惨敗のヒュンダイ、ナンダンは「スウェーデンで仕切り直し」を誓う – RALLYPLUS.NET ラリープラス

モンテ惨敗のヒュンダイ、ナンダンは「スウェーデンで仕切り直し」を誓う

©Hyundai Motorsport GmbH

ヒュンダイ・モータースポーツのボス、ミシェル・ナンダンは、2018年開幕戦のラリーモンテカルロが散々な結果になったことを受けて、次戦のスウェーデンで気持ちを新たに仕切り直すと誓った。

モンテカルロでアンドレアス・ミケルセン、ティエリー・ヌービル、ダニ・ソルドと3台のi20クーペWRCをエントリーさせたヒュンダイ・モータースポーツだったが、3台すべてがトラブルに見舞われる憂き目に遭った。

「我々はリグループしなくてはならない。今回のことは忘れて、数週間後のスウェーデンで2018シーズンを本格的にスタートさせる」とモンテカルロを振り返ってナンダンはコメントした。

モンテカルロでのヒュンダイの最上位はヌービルの5位。しかし、ヌービルは木曜日夜に行われた開幕ステージ、システロン(史上初めて逆走、しかもナイト走行という無謀な設定でほとんどのドライバーが警戒していた)でスライドしてコースオフ。ここで4分間をロスし、週末は挽回に費やすしかなかった。

ミケルセンとソルドは、初日の2SSを終えて2位と3位につける好調な滑り出しに見えた。が、ミケルセンは金曜日最初のステージでオルタネーターベルトが破損してリタイア。ソルドは土曜日の序盤にクラッシュして、ポディウムフィニッシュのチャンスを逃している。

「この週末に関しては、残念なラリーということしか頭に残らない。モンテカルロでは好ポイントを獲得して、今季の選手権争いの名乗りを挙げたかったが、様々な理由でそこには到らなかった」とナンダン。

2017年はドライバーズ、マニュファクチャラーズの両選手権のタイトル争いに絡みながらも逃しており、シーズン前には2018年の課題として、より一貫性を高める事を掲げていただけに、モンテカルロでの結果には明らかに悔しさが残る。

「シーズンはもちろん長いが、昨年の経験からチャンスを逃したことがどれだけ後に響くか、分かっている。ライバルたちがとても強いだけに、なおさらだ。モンテは我々にとって特に鬼門のラリーであったが、今回も自分たちの本領を発揮し切れないまま終わってしまった」



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