WRCスペイン:ミケルセン「やっとこの先2年間のウエアが決まった」プレ会見 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCスペイン:ミケルセン「やっとこの先2年間のウエアが決まった」プレ会見

©Hyundai Motorsport GmbH

WRCスペインツのスタート前に行われたイベントカンファレンスの内容(抜粋)。イベント直前に、ヒュンダイとの2年契約が発表されたアンドレアス・ミケルセン。フォルクスワーゲンの撤退以来、状況に翻弄されてきたWRCウイナーがようやく定住の地を見つけた安堵を表し、2018年以降のタイトルも視野に入れていることを明言した。

●WRCプレイベントカンファレンス出席者
アンドレアス・ミケルセン=AM(ヒュンダイ・モータースポーツ)
オット・タナク=OT(MスポーツWRT)
ヤリ‐マティ・ラトバラ=J-ML(トヨタ・ガズー・レーシングWRT)
ステファン・ルフェーブル=SF(シトロエン・トタル・アブダビWRT)

Hyundai Motorsport GmbH

Q: アンドレアス、“またWRCで戦う”目標が達成されたね! ヒュンダイから2年間の契約が決まり、今季も彼らとともに終えることになる。大満足の気分では。
AM: いろいろなチームのウエアを着たけど、やっとこの先2年間、着るウエアが決まったよ。来シーズンも走る場所があることが分かって、本当に安心した。だから、ここからは世界チャンピオンになるという仕事に専念することができる。今週末は、マシンに慣れることと、モンテカルロに向けての開発に費やす。

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Q: ヒュンダイi20クーペWRCをすでにテストしたが、どう思ったか。どの部分に強さを感じるか。
AM: 全体として、すべてのコンディション、路面で、非常に安定している。全体的に優れたパッケージだから、当然だ。どのマシンも、それぞれに違いがある。いくつかの部分ではシトロエンは強かったが、これ(ヒュンダイ)は、すべてのコンディションで総合的に強い。ポロやC3の経験で、i20をより強くさせられたらいいね。

Q: スペインは相性のいいイベントだが、今回のプランは。ティエリーはドライバーズ、ヒュンダイはマニュファクチャラーズタイトルを争っているが、自分の役目は。
AM: 最後の3戦で、1‐2が使命だ! 自分は、マシンに慣れなくてはならないので、かなり難しい課題。テストではうまくいったが、それもステージが分かっていて、どこにバンプがあるかも把握していたから。しかし、それには時間がかかるし、今回はそれほど時間がない。スタートから速さを出さなくてはならないし、あまりマシンのことが分からないのに、最初のステージからプッシュしなくてはならないだろう。確実に、できる限り多くのポイントを獲得しなくてはならない。

Q: テストはどれくらい行ったか。
AM: ターマックで2日間、グラベルで1日、それからR5マシンでグラベルを2日間。かなり徹底して行った。自分にとってタフなことの一つは、リンク制だ。このルールがあるために、今回はヘイデン・パッドン用のセッティングのディファレンシャルを使わなくてはならないこと。彼のドライビングスタイルは、自分とはかなり違うので、セッティングは(自分には)完璧なものではない。ウェールズとオーストラリアは(リンク制が絡まないので)、かなりよくなると思う。

Q: オット、ドイツで勝った後もタイトル争いに集中し、チャンスを否定しなかった。つまり、残りのラリー各戦で勝てるパフォーマンスを出していくつもりだということになる。可能性を信じているわけだね。
OT: 狙える位置につけている。ベストを尽くすだけだ。ブレイクがあったおかげで、今回のラリーに向けて十分準備を整えることができた。僕らは強いし、マシンは全てのコンディションでいいパフォーマンスを見せている。いいパッケージになっている。最初のステージをできる限りいい形でまとめなくてはならない。ルーズなグラベルがかなり多いが、ベストを尽くして僅差に留まれるか、様子を見る。

M-SPORT / @World

Q: 新しいターマックステージや、これまでと逆走のステージもある。ルートについて、どう思うか。
OT: ターマックは素晴らしい。カタルニアはいつ来ても素晴らしいところだし、道は本当にリズミカルでスムースだ。誰もがサーキットのようだと言うが、おそらくはそれよりももう少しチャレンジングだ。しかし、ステージでのフィーリングはよかった。

Q: 巷では、オットはMスポーツに残るのでは、あるいはトヨタに移るのでは、と噂でもちきりだ。何か話せることはあるか。
OT: 話せること? こうした話がどのように決まるか、よく知っているだろう? 決断は、近いうちに下される。あと数週間待てば、どうなるか分かる。もう間もなくだと思うよ。

Q: 決め手になるものは何か。
OT: ベストのチャンス、ベストのチームで走りたい。将来のために、ベストのポジションにいたいので、選手権を戦うためには、どれがベストのチャンスかを模索している。

Q: 選択肢はトヨタかMスポーツだけか。
OT: 何て言えばいいのかな。

Q: イエスかノーで答えていい。
OT: この2チームはメインかな…。

Q: ヤリ‐マティ、トヨタにとっては興味深いシーズンになっている。シーズン終盤にさしかかり、マシンはシーズンの始まりと現在と、どれくらい変化が見られているのか。
J-ML: 10ヶ月前の最初のテストから、大きなステップアップだ。1月の初め、最初のヤマ場となったモンテカルロでは、いいベースになっているというフィーリングがあった。それからファインチューニングを行ってよりパフォーマンスが得られるようになり、ポルトガル前にもステップアップを果たした。フィンランドでは、エンジンにアップデートを行ったが、エンジニアやチームの開発にかける仕事ぶりには、本当に満足していた。今、マシンはすべての路面でコンペティティブだ。マシンをさらによくすること、すべての路面で速くすること、それは今年の目標になっていた。もちろん、まだやらなくてはならないし、あらゆる部分で改良もできるが、総合的に今年は、1年の始めの段階で自分たちがここまでできるだろうと考えていた以上の結果になっている。

TOYOTA

Q: 今季残りのイベントでの目標は。来年はチームが両方の選手権でタイトル争いに加われると考えているか。
J-ML: 今年でさえも、マシンのスピードは戦えるレベルにあったと思うが、ここ3戦はテクニカルのトラブルが多過ぎた。選手権を戦うためには、それではだめだ。でも、今年は学びのシーズンだし、こうしたことが起こることも想定できる。マシンが速さを得れば、信頼性も持たなくてはならない。ラフラリーでは強いが、小さな電気系トラブルは解決しなくてはならない。今季の終わりまでには、フルで選手権を戦う準備を整える。

Q: 最後の3戦での目標は。
J-ML: ベストを尽くすこと。各戦でトップ争いをしていきたい。特にミックス路面を戦うのは、いい気分だ。最後の3戦はそれぞれ、路面が大きく異なるので、それぞれで戦うことができれば、素晴らしい。マシンはあらゆる路面でコンペティティブになれるということだからね。

Q: ステファン、ポーランド以来の参戦だが、ここでは昨年総合5位と見事なパフォーマンスを披露した。今回はどんな結果が期待できるか。
SL: トリッキーなラリーだし、このラリーはあまり経験がない。レッキとシェイクダウンはいい内容だったので、あとはベストを尽くすだけ。

CITROEN / @World

Q: ミックス路面についての感触は。
SL: 素晴らしいし楽しめるコンディションだが、このラリーでターマックステージを走ったことがないので、分からない。レッキで見た限りではよさそうだが、どこまで期待していいかは分からない。

Q: 願っている範囲としては。
SL: ステージごとに成長していきたい。グラベルの最初のループでいいリズムをつかんで、それからターマックを走るのはとてもいい。いいラリーにできるはずだ。

Q: 来季については。
SL: 分からない。来年いっぱい契約は残っているが、何のマシンかは分からない。

Q: R5マシンをテストしたのでは。
SL: その通り、もうテストはした。とてもよかった。

Q: 今季の進捗について、どう感じているか。
SL: もっと多く参戦できればよかった。1年フルで戦ったことはないんだ。1年フルで戦えば、違いは大きいかもしれない。経験は、大きな差につながる。



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