WRCアクロポリス:VWのラトバラが首位に – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCアクロポリス:VWのラトバラが首位に

 

WRC第6戦アクロポリスラリーはデイ2のSS10までを終了。前日首位のエフゲニー・ノビコフ(フォード)が早々に後退し、フォルクスワーゲンのヤリ‐マティ・ラトバラがラリーをリードしている。

この日は4つのステージを2回走行する計8SS。ホストタウンであるルートラキの南西に設けられたSSは、いずれも17〜21kmとミドルレンジの設定になっている。

オープニングとなるSS3を無事に走り切った上位陣だが、SS4では首位のノビコフがラフロードの餌食となってしまった。走行中に岩をヒットし右リヤタイヤをパンク。さらにブレーキとサスペンションにもダメージを受け、リタイアこそ免れたものの、大きく後退を余儀なくされた。

「ステージをスタートしてすぐ、尖った石でダメージを受けた。しばらくそれで走ったけれど、サスペンションやブレーキにもダメージがおよんでしまったようだ。まだラリーは残り長いので、ペースはおとさず最後まで走り切りたい」とノビコフ。

午前中のループを終えて総合順位はラトバラ、シトロエンのダニ・ソルド、フォードのティエリー・ヌービル。SS6でフォルクスワーゲンのアンドレアス・ミケルセンを抜いたナッサー・アル‐アティヤが4番手につけている。

午後のループは各車ちいさなトラブルはあったものの、上位陣に大きな順位変動はないまま進行。この日最後のステージとなるSS10では途中から降雨に見舞われ、総合7番手だったマッズ・オストベルグ(フォード)がSS10で前を行くマルティン・プロコップ(フォード)を捉えて6番手に浮上している。

この日4つのベストタイムをたたき出したラトバラはトップをキープ。2番手のソルドに1分以上の差をつけて、フォルクスワーゲン移籍後初勝利を視界に捉えている。

ラリーは残すところ日曜日の4SS。ホストタウン近郊に設けられた11.47kmと30.14kmのSSを2回ずつ走行する。パワーステージは30.14kmのLoutraki 2だ。

【SS10後暫定総合】
1:J.ラトバラ(フォルクスワーゲン) 2:32:42.8
2:D.ソルド(シトロエン) +1:04.1
3:T.ヌービル(フォード) +1:43.1
4:N.アティヤ(フォード) +3:46.1
5:A.ミケルセン(フォルクスワーゲン) +4:11.8
6:M.オストベルグ(フォード) +5:26.3



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