WRCドイツ事前情報:多彩な路面の難関ターマック、先頭スタートはヌービル – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCドイツ事前情報:多彩な路面の難関ターマック、先頭スタートはヌービル

©Hyundai Motorsport

WRCは第10戦をラリードイツで迎える。開催35回目となる今年は、拠点をこれまでのトリアーから、ザールラントに戻し、HQとサービスパークはザールラントの首都ボスタルジーに設定される。カレンダーで最もトリッキーなターマック戦として知られるラリードイツだが、拠点が変わっても、非常に幅広い異なる性格のステージがミックスされるチャレンジングなイベントであることに変わりはない。

木曜日の夜、ザールブリュッケンの市街地に設定されるステージを走行した後、金曜日の競技はモーゼル川周辺のブドウ畑を取り囲むナローな道となる。ここでは、果てしなく続くヘアピンも待っている。新たにスーパーSSも登場。3回走行するので、観客もマシンの走りをたっぷり楽しむことができる。対照的に、土曜日はバウムホルダーの軍事施設にステージが設定される。荒れたコンクリート路の脇には、ヒルケンシュタインとして知られる縁石が並び、カーブレイカーとして恐れられている。日曜日も特色が変わり、サールランド地方郊外の高速路に向かっていく。天候も内容を大きく左右する要素で、それぞれのステージは、1回のループの中であっても、ドライからフルウエットと変化が激しいため、効果的なタイヤチョイスを行うためにはノートクルーとウェザークルーの働きが重要となる。

全13戦で争われる今シーズン、ここまで9戦の間に6クルーがポディウムの頂点に上がっており、ウイナーを予想するのは今回も難しい。ティエリー・ヌービルと、現在のWRCチャンピオン、セバスチャン・オジエは、ドライバーズ選手権では同ポイントに並んで今戦を迎える。順位としては、オジエが今季2勝なのに対し、今季3勝をマークしているヌービルが首位に立つため、初日の走行順はヌービルが先頭となる。

ラリードイツは、WRC2の参戦必須イベントにも指定されている。タイトル争いでは、現在ポンタス・ティデマンドが独走中。ここでトップリザルトを出して、一気に後続を引き離したいところだ。ジュニアWRCも開催。全6戦で争われるこのシリーズは、ドイツを含め残り2戦となっている。

ライブ中継は、木曜日の開幕ステージ、土曜日のSS12、日曜日の最終パワーステージの3本が予定されている。

■2017年のルート

FIA


今年のルートは、馴染みのステージも多いが、5本・10SSが新設。木曜日と金曜日のスーパーSS、土曜日のレメルストラッセ、さらに日曜日はすべて新設だ。残りのステージは昨年と変わらないが、SS4/7(グラフスシャフト)は、2015年以来の設定。

イベントは、木曜日の夜、ボスタルジーのサービスパークの南、ザールブリュッケンで開幕。3日間の競技を経て、パワーステージはボスタルジーのサービスパーク近郊で行われ、ウイナーはサービスパークでポディウムセレモニーに登場する。

■FIAラリーディレクター ヤルモ・マホネン
「ラリードイツはいつも予測不可能で、サプライズが起こる。多彩なステージと変わりやすい天気によって、ビッグチャレンジとなる。カレンダーでは、舗装戦は4月のコルシカ戦以来となるので、純粋に舗装路面を走るのも新しい感触になる。どのクルーも、今季ここまで素晴らしいペースを見せているので、また新たにポディウムの頂点に上るクルーが出てくるのかもしれないと感じている」

■ラリーデータ
開催日:2017年8月17日‐20日
サービスパーク設置場所:ボスタルジー
総走行距離: 1,165.25km
総ステージ走行距離:309.17km (SS比:26.5%)
総SS数:21

■開催選手権
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