WRCイタリア:逃げ切ったオット・タナクが悲願のWRC初優勝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCイタリア:逃げ切ったオット・タナクが悲願のWRC初優勝

©M-SPORT

WRC第7戦サルディニアは6月11日、競技最終日を終えて、前日首位に立ったオット・タナクが、自身初となるWRC総合優勝を飾った。

この日は、SS16〜SS19まで、2本のグラベルステージを2ループする計4SS・42.04kmで構成。ボーナスポイントが与えられる最終SS19のパワーステージは、6.96kmだった。

この日、2番手のヤリ‐マティ・ラトバラに24.3秒差をつけて迎えたタナクだったが、午前のループでは、マシンに空いた穴からダストが車内に入り込み、視界を奪われるというアクシデントに見舞われる。このため、ジャンクションをオーバーシュートしたり、コースサイドのブッシュに入り込むなどタイムロスを余儀なくされた。

しかし、追うラトバラも、この日2本目のステージでエンジンストールを喫し、タナクにロスした分以上のリードを与えてしまう。
「ものすごく深い轍があった。スタートボタンを押そうとしたが、最初に押したのはストップボタンだった。5秒くらいロスした」

Red bull

これで窮地を脱したタナクは、25.5秒のリードを握って最終2ステージを迎えると、キッチリとその差をコントロールして最終的にラトバラに12.3秒差でトップフィニッシュ。WRC参戦73回目にして初の総合優勝を飾り、ドライバーズ選手権では3位に浮上した。
「なんて言ったらいいのか、いい気分だよ! 難しい週末だったが、シーズンの前半は素晴らしい内容だった。新しいマシン、強いチームメイトの存在が、自分をハードにプッシュさせてくれた。これからもたくさん勝てるようになりたい。全てが噛み合ってきている。僕らは、あらゆる側面においても強いチームだと思うし、マシンも同じだ」

Red bull

2位はラトバラ、昨年のサルディニア覇者のティエリー・ヌービルはさらに55.4秒遅れの3位でポディウムに上がった。

シトロエン勢の最上位は、アンドレアス・ミケルセンの総合8位だった。

最終パワーステージを制したのは、WRカーでの参戦2戦目のエサペッカ・ラッピ。ここで、ボーナスポイント5を獲得した。ダニ・ソルドは2番手タイムで4ポイント獲得。セバスチャン・オジエは3番手タイムだった。ヌービル、ラトバラがそれぞれ4番手、5番手タイムで、ボーナスポイントをそれぞれ2ポイント、1ポイント獲得している。

次戦はポーランド。フィンランドとも並び称される超高速グラベル戦は、昨年タナクが優勝目前まで迫った一戦。今回の勢いのまま2連勝につなげることができるか。注目の一戦は6月29日にスタートする。

WRCイタリア最終リザルト
1 オット・タナク(フォード・フィエスタ WRC) 3:25:15.1
2 ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC) +12.3
3 ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC) +1:07.7
4 エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC) +2:12.9
5 セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC) +3:25.3
6 ユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC) +3:38.5
7 マッズ・オストベルグ(フォード・フィエスタWRC) +6:31.8
8 アンドレアス・ミケルセン(シトロエンC3 WRC) +8:07.8
9 エリック・カミリ(フォード・フィエスタR5) +11:15.8
10 ヤン・コペッキー(シュコダ・ファビアR5) +11:21.4



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