日本のマニュファクチャラーを応援するというWRCの楽しさを思い出した先週末 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

日本のマニュファクチャラーを応援するというWRCの楽しさを思い出した先週末

©Naoki Kobayashi

こんにちは、イヌスケです。

先週末は大興奮でしたね~。いや、ヤリ-マティ・ラトバラが、そしてトヨタ・ヤリスWRCが勝ちましたよ! 最終のパワーステージをLIVEで追っていたんですが、ラトバラのスプリットがマイナス表示されるたびに、「ぎゃ!」とか、「ぐぇ!」とか、声にならない声を出しながら、ただひたすら見守っていました。思えば、トヨタのWRC勝利は1999年のラリーチャイナ以来18年ぶりなんですよねぇ……。

っていうか、カローラWRC最後のシーズンが18年前という事実に震えがきます。実はワタクシ、18年前のスウェーデンを現地まで観に行ってたりします。学生時代最後の卒業旅行がスウェーデン観戦だったのです(笑)。ちなみにその時勝ったのが、今やトヨタのチーム代表を務めるトミ・マキネン。そりゃ歳をとるはずですね(最近こればっかり)。

スウェーデン直前にトヨタの発表会で来日したラトバラに話を聞いた時は、「モンテカルロで2位に入ったからといって、期待のしすぎは禁物。あくまでも今年は経験を積むことが第一」と言っていましたし、僕らも「モンテは不確定要素が多いし、上が潰れた結果だしな~」くらいに思っていたのです。序盤から首位を走っていたティエリー・ヌービルの脱落があったとはいえ、それでも最終日のラトバラの走りは圧巻でした。

現場で取材していたニャオキ先生も言っていましたが、本人がこれまでにないくらいリラックスしているのが良いのかもしれませんね。これもインタビューでラトバラがシミジミと語っていたんですが、フォルクスワーゲンでのプレッシャーの掛かり方はハンバじゃなかったんですって。チャンピオンと常に比較されて、勝って当然のチャンピオンカーを与えられていて、下からは若いイケメンがグイグイ来ていて……。キツいよなぁ。

開幕戦2位、そして第2戦で優勝……とくれば、さらに期待したくなるものですが、次はシーズン屈指の難戦メキシコです。高地でのセッティングにハンデがあるでしょうし、初日はルーズグラベル掃除も待っています。とはいえ、日本のマニュファクチャラーが世界選手権で勝利に絡むことが、どれだけ楽しかったかを思い出してしまった以上、「期待するな」と言われても期待しちゃうんですけどね(笑)。

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そうそう、今回はフォトグラファーのニャオキ先生が「ホゲホゲ日記」を担当しましたが、いかがでしたでしょうか? 片道120kmのカールスタッド~トルスビーを毎日往復しながら、現地ならではの情報をたっぷりアップしてくれました。アーカイブスをチェックできるようになっていますので、ぜひチェックしてみてください。次戦メキシコには僕が参戦しますので(12年ぶりのメキシコ行きですぜ・笑)、ニャオキ先生に負けないようにネタを拾いまくってきますね。

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