プジョー3008DKR、初戦でサインツが総合2位フィニッシュ – RALLYPLUS.NET ラリープラス

プジョー3008DKR、初戦でサインツが総合2位フィニッシュ

©PEUGEOT

チーム・プジョー・トタルは、9月末に発表した新型プジョー3008DKRのデビュー戦として、ラリーモロッコに参戦。10月7日にフィニッシュを迎え、カルロス・サインツが総合2位でのフィニッシュを果たした。また2008DKRで参戦したシリル・デプレも28位に入り、エントリーした2台が揃って完走を果たした。

プジョーの新モデルSUVがベースとなった新型3008DKRは、2017年のダカール参戦に投入するニューマシン。今回のモロッコでは、5日間に渡る競技の間、チームは貴重なデータを収集しながら、今後に活かせる経験も積んだ。

競技では目立ったトラブルもなく、サインツは水曜日のマラソンステージでベストタイムもマーク。ここは、前日夜のサービスが禁止されるという過酷な設定のステージだった。一方、デプレは初日に転倒を喫し、チームはリビルトに挑んで無事に再スタート。最終日には、ベストタイムをマークし、いい流れを作ってイベントを終えた。

プジョー・スポールのディレクター、ブルーノ・ファミンは「全体として、今回の参戦はとてもポジティブなものになった」と満足を見せる。
「2台のマシンが揃ってフィニッシュを迎え、いずれもトラブルなく走り切った。今回は、ダカールに向けての最終リハーサルをしたかったのだが、非常に有意義なものとなった。カルロスは水曜日に、3008DKR初のステージウィンを飾り、ワークス2008DKRのシリルも最終日にベストタイムを刻んだ。我々は、新しい時代に突入していく。ダカールで会いましょう!」

PEUGEOT

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3008DKRのデビュー戦を担ったサインツは「競技ステージでたっぷり経験を積む事ができ、非常に有意義だった」とコメント。
「ラリーを通して、できる限りプッシュしていったが、どのステージもフィニッシュにたどり着いた。もちろん、勝てれば一番よかった。3008DKRもチームにも、勝てるポテンシャルがあるからだ。しかし、一番に優先したことは、5日間を走り切って、チームに戻ることだった。まだ改良できる部分は残っているが、いい仕事ができたと思うし、チームに感謝している」

チームは、10月末にもモロッコを訪れ、最後のテストを行った後、1月2日に迎えるダカールのスタートに向けてパラグアイへ移動する。

REDBULL

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なお、イベントでは、ナッサー・アルアティヤ(トヨタ・ハイラックス)が総合優勝を飾っている。

ラリーモロッコ 最終結果
1 N.アルアティヤ/M.ボーメル(トヨタ・ハイラックスオーバードライブ) 12:28:28
2 C.サインツ/L.クルス(プジョー3008DKR) +12:08
3 V.ベジリエフ/K.ジルトソフ(MINI ALL4レーシング) +36:09
4 O.テラノバ/P.フィウザMINI ALL4レーシング) +43:53
5 J.プルジゴンスキー/T.コルソウルMINI ALL4レーシング) +1:09:37

28 C.デプレ/D.カステラ(プジョー2008DKR) +99:03.2



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