ラリプラ208 R2、デビュー戦でクラス2位表彰台を獲得! – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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ラリプラ208 R2、デビュー戦でクラス2位表彰台を獲得!

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4月8〜10日、佐賀県唐津市で2016年全日本ラリー選手権の開幕戦「ツール・ド・九州2016 in 唐津」が開催されました。

開幕戦でJN5クラスにエントリーしてきたのは6台。我らが「YHクスコラリープラス208 R2(以下、ラリプラ208)」柳澤宏至/中原祥雅組のライバルとなるのは、眞貝知志選手のアバルト500ラリーR3Tと関根正人選手のDS3 R3-MAXという2台のRR車両……、だけではありません。クスコレーシングからは昨年のラリプラ号、プジョー208 GTiで地元九州の牟田周平選手が参戦。TOYOTA GAZOO Racing大倉聡選手のVitz GRMN Turboは、昨年のノウハウをふんだんに注入して新たに製作された新車です。大橋逸夫選手のMINI JCWも、コンパクトな3ドアボディに2.0Lターボを搭載したこちらも新車。いずれも侮り難い強敵ばかりが揃っています。

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ラリーは9日(土)に唐津神社をスタート。SS1はいきなりこのラリー最長となる10.0kmの難所。しかし、さすがは柳澤/中原組。まだ十分に慣れないマシンでも安心して託すことができます。天才肌のドライビングテクニックにより、このステージでいきなり2番時計をたたき出してくれました。続くSS2とSS3をそれぞれ2番手、3番手タイムであがり、午前中のループを終えてクラス3番手でサービスへ帰還しました。

午後のループでも最初の10.0kmのSS4で2番手タイムを記録。以降は3〜4番手タイムを安定して刻み、3位の関根選手に6.5秒差のクラス2番手で初日を終えました。ちなみにクラストップの眞貝選手には35.2秒もの差をつけられてしまい、追いつけそうにない異次元の速さです。気持ちを2番手狙いに切り替えてデイ2に臨みます。

そして迎えた翌10日(日)のオープニングとなるSS9で、いきなり波乱が起こります。首位を快調に走っていた眞貝選手のアバルトにマシントラブルが発生し、ターボの過給を失って大きく失速。このチャンスに柳澤選手は、関根選手とクラスベストを分け合う好走を見せます。

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続くSS10はクラス4番手タイム、SS11ギャラリーステージでは再びクラス2番手のタイムを奪取。この時点で眞貝選手から17.9秒差の2番手でサービスへ。眞貝選手はこのサービスでマシンを修復してやや速さを取り戻し、続くSS12ではクラス2番手タイムで応酬します。また、3番手の関根選手も柳澤選手に近いタイムを安定して刻んできており、勝負はいよいよ分からなくなってきました。

SS13は9.32kmのロングステージです。ここで柳澤選手は眞貝選手を8.3秒上まわる渾身の走りを見せましたが、ここで勝負あり。3.83kmの最終SS14を前にその差は9.8秒。SS14でも柳澤選手は眞貝選手よりも1.2秒速く走り抜け、最終的に8.7秒差の2位でフィニッシュ、デビュー戦で表彰台を獲得する快挙を達成してくれました。

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最終結果
JN5 クラス2位(総合14位)

ドライバー柳澤宏至選手のコメント
「ライバルのトラブルや後続の追い上げもありましたが、なんとか逃げ切って2位を獲得できました。初戦ということを考えれば、本当に素晴らしい結果です。208 R2に慣れる必要がありましたが、開幕戦を無事に走り切ったことで、あらためてポテンシャルの高さを実感しています。プジョー・スポールという経験豊富なファクトリーで開発されたマシンですし、今後セッティングを煮詰めることで、さらに速くなると確信しています」

オンボード動画
SS5「林の上2」のオンボードをご紹介します。ちょっとした手違いでコ・ドライバー中原さんのペースノートリーディングの声が入っていませんが、今回の参加車両中で唯一の自然吸気RR車両となるプジョー208 R2の、気持ち良いエンジン音をぜひお楽しみください。

次戦は、4月29日〜5月1日に愛媛県久万高原町で開催される「久万高原ラリー」です。全日本ラリーのターマックラウンド最長のSS総距離を擁し、ポイント係数も1.5となる序盤戦の重要な一戦です。応援よろしくお願いいたします。



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