ヒュンダイ、メキシコで3戦連続ポディウムを狙う – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ヒュンダイ、メキシコで3戦連続ポディウムを狙う

©HYUNDAI

ヒュンダイ・モータースポーツは、今週開幕するWRCメキシコに、今回も3台のi20 WRCをエントリーさせる。マニュファクチャラーズタイトルのノミネートドライバーは、ティエリー・ヌービルとダニ・ソルド。スウェーデンで2位フィニッシュを果たしたヘイデン・パッドンは、今回はヒュンダイ・モータースポーツNからのエントリーとなる。

次世代i20 WRCを投入した今季、開幕戦モンテカルロではヌービルが3位、スウェーデンではパッドンが2位と、チームとしては初めて2戦連続にポディウムに上がったヒュンダイ勢。マニュファクチャラーズ選手権でも王者フォルクスワーゲン・モータースポーツに5ポイント差を好調だ。今季最初のグラベル戦は、新型マシンのパフォーマンスの真価が問われる節目の一戦となるが、ここで3戦連続ポディウムを狙う構えだ。

このメキシコは2年前、WRC参入初年にヌービルが初ポディウムを献上した相性のいいイベントでもある。

「今季はここまでのパフォーマンスから見て、メキシコにはポジティブ展望を持っている」とチーム代表のミシェル・ナンダン。
「同時に、新型i20 WRCにとっては、新たな試練でもある。前行型から既に数々のステップアップを果たした新型モデルだが、メキシコの過酷な道ではより学ぶことも多い。フォルクスワーゲン・モータースポーツにわずか5ポイント差でメキシコを迎えるので、上位争いに向けてのモチベーションも高まっている。3戦連続ポディウムを狙いたいね!」

このメキシコはヌービルにとって、自身もWRCでの初ポディウムを経験しているなど相性のいいイベントだ。

「自分にとってもチームにとっても、いい思い出のあるイベント。青空を楽しみにしているし、あの標高で新世代のi20 WRCを走らせるのも楽しみだよ」とヌービル。
「前回のラリーで発生したトラブルは解決したので、今はすべてが順調。パフォーマンスとポテンシャルには満足している。メキシコでは、トップ3フィニッシュを狙うよ」

ソルドも、メキシコのステージは経験が多く、昨年はステージ勝利の他、トップ3タイムを5回叩き出している。

「ラリーメキシコは天候も景色もよくいいラリーだが、標高が高いことからエンジンパワーがかなり失われる」とソルド。

「今年は超ロングステージも設定されるから、新型マシンで走るのが楽しみだよ。マシンにも馴染んできたので、トップ3を狙ってハードにプッシュする。このマシンならそれができると自信があるからね」

スウェーデンでは新型i20 WRCでの初戦で自己ベストタイの2位フィニッシュを果たしたパッドンは、今回が2度目のメキシコ参戦となる。
「寒いラリーがしばらく続いたので、また太陽の下で走るのを楽しみにしているよ」とパッドン。
「スウェーデンでは、新型マシンの感触がとてもよかったから、メキシコのステージでフィーリングを調整していく。今回はマシンのことと、メキシコの道を学ぶことがメインとなると思うが、いいリザルトを収めたい」



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