【ペター・ソルベルグのWorldRXプレビュー】カナダ・トロワリビエール – RALLYPLUS.NET ラリープラス
現地速報がすぐわかる! バックナンバーが読み放題。ラリプラLINE限定コンテンツ配信中

【ペター・ソルベルグのWorldRXプレビュー】カナダ・トロワリビエール

©World RX

3本の川(トロワリビエラ)、2日間、ソルベルグの目標はただひとつ!

いい滑り出しを決められないほど悪いことはない。人生であろうと、世界ラリークロス選手権であろうと。

カナダにやってきたよ。準備は万端。そして、スタートはすぐにやってくる。

スウェーデンでは、僕らのPSRXスーパーカーのスタートシステムに、小さなトラブルを発見した。データの問題で、レースの翌週には解決された。カナダ戦に向けてマシンを発送しなくてはならなかったから時間があまりなかったけど、直したよ! 直ったかどうか、なぜ分かるかって? テストもしたし、銃からぶっ放されるくらいの勢いがあったからさ。

前戦スウェーデンは、少しストレスがたまっていたのかもしれない。ただ、いつも通りの力が出せなかった。もちろん、一番重要なのは選手権首位を守ることで、それは果たせたけど、やっぱり勝ちたい。

たぶん、ここからは少し戦略を変えて、ファイナルでチェッカーを受けることに専念した方がいいのかもしれない。みんなは僕が一番何を目指しているか、よく分かっているだろう。僕は、勝った時しか喜べないし、もう3戦も勝利から遠ざかっている…ちょっと間が空き過ぎているよね!

World RX

World RX

そして、カナダだ。どんなサーキットかと言えば、高速だ。すごく速いよ。ラリークロスのコースではグラベルセクションを作らなくちゃいけないし、ジャンプも必要だけど、主催者は一生懸命努力してくれて、会期に間に合わせてくれた。昨年のカナダ戦はとてもいい思い出だ。勝った時の、あの雰囲気は最高だった!

なによりうれしいのは、主催者はレースを2日間に分けてくれたこと。去年は一日が長過ぎた。チームスタッフは朝4時起きで仕事に取りかかり、夜の7時まで終わらなかった。全くフェアじゃないよ。2日間にかけて競技を行うことで、ファンがもっと楽しめるようなチャンスが生まれてくる。

カナダ戦のコースはストリートサーキットのような感じで、トロワリビエラの市街地近くにある。たくさんのファンが詰めかけて、アクションを楽しんでくれて、本当に素晴らしい雰囲気なんだ。ヨーロッパを出てこうしたラウンドを行えるのは素晴らしいことだし、情熱的で理解も深い北米のレースファンの前で競技ができることは最高だ。

そして、言った通り僕も準備万端。首位は僕ら。このまま首位を守り切り、どんどん差を広げていくよ!

トロワリビエラ(カナダ・ケベック州)
距離: 1370m
最大コース幅: 15m
最小コース幅: 10m
ターマック: 60%
ダート 40%

RALLY PLUS