世界RXスウェーデン:クリストファーソンが母国戦勝利、今季5勝目と絶好調 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

世界RXスウェーデン:クリストファーソンが母国戦勝利、今季5勝目と絶好調

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世界ラリークロス選手権第6戦は7月1日、スウェーデンのヘリェスでファイナルが行われ、中間リザルトで首位に立っていたヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン)が、母国戦でも勝利を飾った。クリストファーソンは、これで今季5勝目と勢いが止まらない。

クリストファーソンは、3戦連続で獲得可能な最大のフルポイントを獲得して、選手権争いでもリードを広げている。
「今回もアメージングな週末になった。昨年もここで勝ったが、ヘリェスで勝てるのは、格別のこと。コースは、マシンにもドライバーにもエンジニアにも、ビッグチャレンジだった。この週末、走る度にどんどんと余裕が生まれて、ファイナルは本当に走りやすかった。これが勝利につながった」と語るクリストファーソンは、ファイナルのスタートで最も速く反応したドライバーに贈られるモンスターエナジー・スーパーチャージ賞も受賞した。
「スーパーチャージ賞をもらうのは、昨年のフランス以来なので、うれしいよ。ここの雰囲気は素晴らしかったし、今日は大観衆が集まってくれた。天気もよかったので、みんなにもいい時間を過ごせてもらえたと思う」

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隣国ノルウェー出身のアンドレアス・バックラッド(アウディ)も、スウェーデン戦では2012年以来、ポディウムを逃しておらず、今回もファイナルでチーム・プジョー・トタルのティミー・ハンセン(プジョー)を最終ラップでかわして2位フィニッシュを飾った。3位には、プロドライブ製ルノー・メガーヌRSを駆るフランスのジェローム・グロッセ‐ジャニンがGCコンペティションに初のポディウムをもたらしている。グロッセ‐ジャニンは、中間リザルト10番手からの大飛躍だ。

一方、スウェーデン出身の2016年王者、マティアス・エクストロームは、ファイナルを3番手タイムでフィニッシュしたが、ハンセンを「プッシュしてオーバーテイクした」ことでペナルティを科された。ハンセンは、残り2コーナーというところでリタイアに追い込まれている。エクストロームは、6位でのフィニッシュとなった。またケビン・ハンセン(プジョー)もファイナルに進出したが、2ラップでストップとなった。

セバスチャン・ローブ(プジョー)はセミファイナル4位でファイナル進出を逃した。またペター・ソルベルグ(フォルクスワーゲン)は、セミファイナルのレース2をリードしていたが、テクニカルトラブルでリタイアとなった。

世界RX第7戦グランプリ・デ・トロワリビエレスは8月4日、カナダで開幕する。

世界RXスウェーデン ファイナル結果
1. J.クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロR) 4:14.969
2. A.バックラッド(アウディS1) 4:17.946
3. J.グロッセ‐ジャニン(ルノー・メガーヌRS) 4:20.925
4. T.ハンセン(プジョー208) 3:34.257
5. K.ハンセン(プジョー208) 0:45.297
6. M.エクストローム(アウディS1) 4:19.238



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