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WRCチリ:ヒョンデは序盤から攻めてポディウムを狙う

©Hyundai Motorsport GmbH

今週開催されるWRC第11戦ラリーチリ(グラベル)に、ヒョンデはオィット・タナック、ティエリー・ヌービル、アドリアン・フルモーにヒョンデi20Nラリー1のステアリングを託す。

タナックはチリで過去2勝をマークしているほか、ヒョンデとしても過去3回の開催で毎回ポディウムに上がっている。今年のアイテナリーは昨年とほぼ変わらないことから、今年も序盤からプッシュをかけてポディウムを狙う構えだ。

タナックは、WRCイベントとして開催された3回のラリーチリをすべてポディウムフィニッシュで揃えており、今回もトップリザルトを狙う。
「チリはまさにラリーの戦い。道はリズミカルでスムーズ、本当にクールだ。ここでは、できる限り効率のいい走りが求められるし、それはドライビングスタイルやマシンのセッティングから生み出される。反応のいいマシンバランスが必要だが、ラクにコントロールできなくてはならない。タイヤチョイスは天気や道のコンディション、走行順次第になるところが大きい。各ループのたびに学ぶことが多く、天気に関してはそれぞれのマシンにとって賭けになることもある。パラグアイでは、パンクやマイナートラブルで微妙なパフォーマンスとなってしまったが、チリでは必ず勢いを取り戻す」

前戦パラグアイでは3位フィニッシュでポディウムに上がったヌービル。チリでは、2023年に2位でフィニッシュしている。
「チリでは過去にいいリザルトを残しているので、楽しみにしている」とヌービル。
「経験はかけがえのないものだし、今回は走行順がいいので、スタートからいい走りをしたい。パラグアイではチリのセッティングをベースにしたので、今回もマシンは走りやすいフィーリングが得られるはずだし、特に路面には慣れているしね。タイヤにすごく厳しいイベントなので、最後のループまで適切な判断をしなくてはならない」

パラグアイではリタイアに終わったものの、パフォーマンスとしてはポジティブな要素を残したフルモー。
「昨年は初めてのラリーチリだったが、すぐにイベントを楽しめた。道の正確やタイヤにとっての試練はエキサイティングだ。週末を通して多彩な環境になるしね。天気によってはトリッキーになるかもしれない。標高が変化することで、深い霧に見舞われることもある。自分たち的には、ペースノートが鍵になる。天気が自分たちに向いてなければ、道にちゃんと残るための指標が必要になる。パラグアイでは思うようなリザルトを残せなかったが、ペースとしてはポジティブだった。チリであのようなペースが出せれば、うれしいね」



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