
©Jun Uruno
全日本ラリー選手権第6戦およびXCRスプリントカップ北海道第4戦ラリー北海道(グラベル)は9月5日、北海道帯広市の駅前北多目的広場と平原通りでセレモニアルスタートを実施した。同イベントは、新型コロナウイルスの流行感染により無観客が続いたが、2022年に有観客開催とともにラリーショー&セレモニアルスタートを再開しており、今年で4年連続の実施となった。
会場周辺には翌日からラリーを戦うための準備を終えた競技車が並び、ラリーショーのスタート時間が予定されていた15時15分よりも前から、クルーたちからサインをもらおうと多くの観客が集まった。独自のカードやノベルティをクルーから受け取ったり、思い思いのアイテムにサインを求める長い列があちらこちらで見られた。
続いて行われたセレモニアルスタートでは、カーナンバーの早い国際部門からスタート。その後、JN-2クラスに続き、JN-1クラスがスタートしていった。
ラリーは6日(土)から競技走行を開始。この日は、帯広市の北東部にステージが設定されている。PAWSE KAMUY SHORT(9.47km)から始まり、陸別サーキットを走行するRIKUBETSU LONG(4.63km)を3回、イベント最長で難関のステージを例年とは逆方向に走行するYAM WAKKA REVERSE(23.53km)を2回走行し、日中に陸別サーキットに隣接するサービスパークでサービスを挟む8SS・89.36kmの構成となっている。4日(木)に行われたレッキを終えて、選手からは路面が湿っていたために注意が必要など、警戒する声が聞かれた。シーズン残り3戦のなか、総ステージ走行距離102.60kmのグラベルラリーということでポイント係数も高く、タイトル争いの上で大きな鍵を握る大事な一戦となる。