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アジアクロスカントリーラリー2025は8月9日、競技初日となるレグ1がパタヤ〜プラチンブリ間の364.93km（うちセレクティブセクション199.13km ）で行われ、過去にAXCRを7連覇という実績を誇るトヨタ・ガズーレーシング・タイのナッサポーン・アングリッタノン（トヨタ・ハイラックスREVO）が首位に立った。2022年の覇者、チーム三菱ラリーアートのチャヤポン・ヨーター（三菱トライトン）が2位、昨年覇者のマナ・ポーンシリチャード（ハイラックスREVO）、ヨーターのチームメイト、田口勝彦（トライトン）が6番手と、強豪が順当に上位につけて滑り出した。
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競技に先駆けて8日には、車検の後、タイ東部のパタヤで市街地でセレモニアルスタートを実施。多くの観客が集まるなか、開催30周年の節目となる記念の大会が華やかに開幕した。
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レグ1は、競技初日から最長の距離が設定されたタフな一日。いきなりパンクやスタックなどアクシデントが多数発生し、AUTOに参戦する44台のうち、13台が10時間以上のタイムペナルティを受けるなど、早くもAXCRらしいドラマの連続の展開となった。
この日はスタックを喫し、首位から6時間47分の遅れを喫して31番手で走り切ったクスコレーシングの番場彬（三菱トライトン）は「午前中は、ミスコースはありながらも比較的にスムーズに走れました。サービスを挟んで午後、ウエットでマディなところや、穴が空いているところが増えてきたのですが、まずマディなところで滑らせてヒットして、同時にタイヤのリム落ちも発生してしまいました」とアクシデントの様子を語る。
「すぐ先でタイヤを交換して、気持ちを立て直して行こうと思った矢先に、水が溜まっている場所で1台がスタックしていて。迂回した先にも、別の車両がスタックしていたので、元の道に戻ったらクリアになっていたので、行けると判断したら同じようにスタックしてしまいました。ウインチを使っても板を入れても抜け出せず、最終的には後続車に引っ張ってもらったのですが、その際にシャフトの一部が破損してしまい、後輪駆動の状態で走行を続けて走り切りました。これがラリーだよね、ということのすべてを初日から経験しました（苦笑）。ドライバーとしては199kmという長さは気になりませんでしたが、（ぶ厚いノートを読まなくてはならない）コ・ドライバーは大変だと思います」と、波乱の模様を語っている。
10日のレグ2は、プラーチーンブリーからカオヤイに向かう500.41km（うちセレクティブセクション199.13km）が予定されている。
AXCR2025 暫定結果（レグ1終了時点）
1 N.アングリッタノン（トヨタ・ハイラックスREVO） 3:16:39
2 C.ヨーター（三菱トライトン） 3:22:47
3 S.リンジラピンヤ（いすずD-MAX） 3:27:02
4 M.ポーンシリチャード（トヨタ・ハイラックスREVO） 3:28:47
5 D.マニーイン（いすずD-MAX） 3:58:57
6 田口勝彦（三菱トライトン） 3:29:47
7 A.スリリット（トヨタ・ハイラックスREVO） 3:28:47
8 T-A.モエリンシャーディ（トヨタ・ハイラックスREVO） 3:36:51
9 塙郁夫（トヨタ・フォーチュナー） 3:40:32
10 M.フリーマン（フォード・ラプター） 3:41:13
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15 森川金也（トヨタ・ランドクルーザー） 3:57:12
16 柳澤宏至（三菱トライトン） 4:04:26
18 青木拓磨（トヨタ・フォーチュナー） 4:16:12
21 竹野悟史（スズキ・ジムニー） 4:34:57
24 新田正直（トヨタ・ハイラックスREVO） 5:01:58
25 北浦一司（いすずD-MAX） 5:15:47
28 飯島祐一（トヨタ・ランドクルーザー） 5:38:59
29 伊藤はづき（スズキ・ジムニー） 5:40:34
30 和田智弘（スズキ・ジムニーシエラ） 6:18:26
31 番場彬（三菱トライトン） 6:47:17
34 山崎元彰（トヨタ・ランドクルーザー） 10:00:00
35 松原圭蔵（スズキ・ジムニー） 10:00:00
39 小出一登（三菱トライトン） 10:00:00
42 鈴木一也（いすずD-MAX） 13:30:00
43 中井匡斉（スズキ・ジムニーシエラ） 13:30:00
