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2025年WRC第9戦フィンランド、8月2日土曜日の競技を終えた勝田貴元のコメント。ヒョンデ勢のパンクによる後退で総合2番手に浮上することとなった一日を振り返った。ホームラリーであるフィンランドで、表彰台圏内から最終日へと臨む。
<SS14終了後> 総合4番手
──前後とも10秒差くらいで総合4番手につけていますが、午前中の感想を聞かせてください。
昨晩の雨の影響もあって、今日最初のSSはもっと濡れているかなと思っていました。クルマもウエットセットまではいかないものの、滑りやすい路面用にセットしました。それが裏目に出てしまい、乗り味も悪くてタイムを失ってしまいました。その後、色々試しながらペースを戻していっています。方向性はだいたい見えていますが、雨が降ったりやんだりなので、いいところがあったりなかったり、そこがちょっと難しかったです。
──午後に向けてどのように取り組みますか?
晴れだったら方向性は分かっています。カッレも言っているように、クルマを固めにしていきたいのですが、雨が降ったりやんだりという状況だと読めないので、そこは状況を見ながら下手な賭けには出ない方が良いと思っていて、ちょっとそこは難しいですね。
──昨日の時点の話ですが、50ステージウィン、おめでとうございます。知っていましたか?
いえ、まったく知りませんでした(笑)。走っている時はあまり考えていないですね。自分としては頑張った結果が出ているので、後から見て“そうだったんだ、良かったな”くらいです。
<SS18終了後> 総合2番手
──状況的に総合2番手で土曜日を終わりました。心境としてはモヤモヤするものでしょうか。
モヤモヤはしません。誰にでも起きることですから。自分もそれでポジションを失ったこともありますし、それが逆のパターンで今回このような状況になっただけなので、モヤモヤはないです。自分のペース配分がうまくできた感じです。
──パンクしそうな場所はけっこうあったのですか?
そうですね、2ループ目は特に多かったです。石とかが出てきているので。
──明日はオウニンポウヤ。チームオーダーは出ないということですが。
多分(笑)。
──全開で走りますか?
もちろん! ベストを尽くして走るだけです。自分のペースで走り切れるように頑張ります!
(Keiko Ito)