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2025年シーズンWRC第6戦ラリーイタリア・サルディニアは、6月5日(木)にシェイクダウンを終え、セバスチャン・オジエがトップタイムとなる1分43秒1をマーク。0.7秒差の2番手タイムに勝田貴元とサミ・パヤリが並び、トップ3台をトヨタが独占することになった。
地中海のリゾート地、サルディニア島を舞台とするラリーイタリア・サルディニア、昨年は金曜日午後から競技をスタートする短縮フォーマットを導入したが、今年は3日間の通常フォーマットで開催。ラリーの拠点も北西部のアルゲーロから東部のオルビアへと戻され、16SS、320.08kmのグラベルステージを走行する。
シェイクダウンも昨年は金曜日午前中に行われたが、今年は木曜日の13時1分(日本時間20時01分)からオルビア近郊の「Olbia Cabu Abbas」を舞台に実施された。
2.19kmのショートステージでトップタイムを刻んだのは、前戦ポルトガルでシーズン2勝目を持ち帰ったオジエ。「チームのためにいい結果を残すこと、それが今回の目標になる。過去2年間はトップを走行し、優勝まであと一歩のところまで行った。2回とも不運に見舞われているけど、今回こそは運が向いてくれることを期待しているよ」と、翌日からの本番に向けて笑顔を見せた。
0.9秒差の4番手タイムは、トヨタのカッレ・ロバンペラとヒョンデのティエリー・ヌービル、Mスポーツ・フォードのジョッシュ・マカリアン。2.0秒差の7番手タイムにヒョンデのアドリアン・フルモー、Mスポーツ・フォードのグレゴワール・ミュンステールが並んでいる。
ラリーは6月6日金曜日朝に行われるオルビアでのセレモニアルスタートに続き、同日の午前9時01分(日本時間16時01分)から、「SS1 Arzachena 1(13.97km)」で幕を上げる。
WRCサルディニア シェイクダウン暫定結果
1. S.オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/2 1:43.1
2. S.パヤリ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/2 1:43.8
3. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/2 1:43.8
4. J.マカリアン(フォード・プーマ・ラリー1) 3/3 1:44.0
5. T.ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1) 2/3 1:44.0
6. K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 1/3 1:44.0
7. A.フルモー(ヒョンデi20 Nラリー1) 1/3 1:45.1
8. G.ミュンステール(フォード・プーマ・ラリー1) 2/5 1:45.1
9. O.タナック(ヒョンデi20 Nラリー1) 2/3 1:45.2
10. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/3 1:45.7
※各ドライバー名の後ろの数字は【ベストタイムをマークしたセッション/走行回数】