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世界ラリークロスがシーズン開幕に先駆けて公式テスト、10台が参加

©Rallycross Promoter

世界ラリークロス選手権(世界RX)は、今週末のシーズン開幕を前に7月1日〜2日、スウェーデンのヘリェスでプレシーズンテストを実施。ディフェンディングチャンピオンのヨハン・クリストファーソンがトップタイムをマークして、タイトル連覇に向けて順調な準備を見せた。

2日は、気温が高かった1日ほど速いタイムではなかったものの、2日揃ってタイムシートではトップに立った。クリストファーソン・モータースポーツ(KMS)のチームメイト、オーレ・クリスチャン・ベイビーも2番手タイムに続き、持続可能な燃料を使用する2台のフォルクスワーゲン・ポロKMS 601 RXがライバルを圧倒した。

「コースでの成果には満足している。それでも、これはテストに過ぎない。みんなが僅差であることが、これで分かったので、実際のレースが始まったらどうなるか、楽しみだ」とクリストファーソン。

このテストでは、開幕戦でのコースにもなるヘリェスを2日間で781ラップ走行。2日目は、2位から8位までがコンマ4秒以内の差でひしめくなど、実力が拮抗していることをうかがわせた。

今季の世界RXは、トップカテゴリーに昨年までのフル電動の車両(EV)と内燃エンジン車両(ICE)が混在する新たなフォーマットとなる。電動車両のトップは、3位タイムにつけたティミー・ハンセン(プジョー208 RX1e)で、ベイビーに 0.031秒と僅差。初のタイトル獲得を目指すニクラス・グロンホルムが4位だった。

Rallycross Promoter

Jaanus Ree / CE Dealer Team

KMSの若手、電動車両のフォルクスワーゲンRX1eで参戦するグスタフ・ベルグストロームが5位、2023年に選手権2位に食い込んだケビン・ハンセン、CEディーラーチームのグロンホルムのチームメイト、クララ・アンダーソンと続いた。

2日目のテストでは10人のコンペティターのうち4人が50周以上を走り、なかでもKMSから世界RX初参戦に挑むソンドレ・エブジェンは、コンマ1秒差の8位でゴールした。ALL-INKL.COMミュニッヒ・モータースポーツのレネ・ミュニッヒとJDMラプターレーシングのアンソニー・ペルフレーネと続いた。

デイ2タイムシート
1. J.クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロKMS 601 RX,ICE) 42.897
2. O.C.ベイビー(フォルクスワーゲン・ポロKMS 601 RX,ICE) +0.418
3. T.ハンセン(プジョー208RX1e,EV) +0.449
4. N.グロンホルム(PWR RX1e,EV) +0.576
5. G.ベルグストローム(フォルクスワーゲンRX1e,EV) +0.686
6. K.ハンセン(プジョー208RX1e,EV) +0.722
7. K.アンダーソン(PWR RX1e,EV) +0.748
8. S.エブジェン(フォルクスワーゲンRX1e,EV) +0.808
9. R.ミュニッヒ(セアト・イビザ,ICE) +1.296
10.A.ペルフレーネ(プジョー208 WRX,ICE) +1.743

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