ヒョンデ、エサペッカ・ラッピの2024年チーム残留を発表 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ヒョンデ、エサペッカ・ラッピの2024年チーム残留を発表

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ヒョンデは、3度目のマニュファクチャラーズタイトルを狙う2024年のWRC参戦ドライバーとして、エサペッカ・ラッピがチームから参戦を継続することを発表した。

今年、ヒョンデに移籍したラッピは数々の活躍を残しており、両者の良好な関係が築かれたとして、ラッピとコ・ドライバーのヤンネ・フェルムをスポット参戦で2024年のWRCに参戦するクルーとして、ティエリー・ヌービル、2024年からの加入が発表されているオィット・タナックのフル参戦のサポート役に選んだ。

今季のラッピは、ヒョンデ移籍後すぐに能力を発揮しポディウム争いに絡んだ。ラリーメキシコでは序盤から好ペースを披露。ラリーサルディニアでは2位でフィニッシュし、チームの1‐2フィニッシュに貢献した。また、クロアチア、ポルトガル、エストニアでは3戦連続で3位フィニッシュを果たしている。また、シーズンを通してヒョンデi20Nラリー1ハイブリッドの開発にも貢献しており、来季もチームの重要なメンバーとしての活動を続けるという。

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一方チームは、2024年のフルラインナップを最終決定するために、現在、WRC、WRC2に参戦しているドライバーたちとの話し合いを続けているとしている。

チーム代表のシリル・アビテブールは「来季の2024年ラインナップのクルーの一組としてエサペッカ・ラッピ、ヤンネ・フェルムを発表することをうれしく思う。ふたりは選手権争いの上でティエリー、オィットをサポートするという重要な役目を果たすとともに、マシンの開発に専念してもらう」とコメント。
「エサペッカは今年、この役目においてとても活躍してくれた。チームにとって頼もしい力となり、我々の目標やより多くの勝利を飾ることに貢献してくれると信じている。フルラインナップについてはまだ最終調整中で、近日中に発表するが、まずはWRC参戦に向けて強力なラインナップが築かれつつあることを喜ばしく思う」

2024年のチーム残留が決まったラッピは「2024年のWRCでもチームの関係を続けられることをうれしく思う」とコメント。
「このチームは、とても居心地がいい。今季を通して素晴らしい絆を作ることができたし、この組み合わせがうまくいっていることを示すこともできている。まだ開発面でやり残していることもあるし、このチームで優勝もしたい。来季はいろいろな面で変わることは間違いないが、とても興味深いし、チームの一員としてモチベーションも高まる。個人としても成功を収め、2024年をいいシーズンにしたい」



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