WRCドイツ:シトロエンは再びミケルセンを投入「金曜日がドライならポディウムも狙える」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCドイツ:シトロエンは再びミケルセンを投入「金曜日がドライならポディウムも狙える」

©CITROEN / @World

今週開催されるWRCドイツ。4月のコルシカ以来となるターマック戦に、シトロエンはクリス・ミーク、クレイグ・ブリーンに加え、再びアンドレアス・ミケルセンを起用する。

これまで、フィリップ・ブガルスキ、セバスチャン・ローブ、セバスチャン・オジエ、ダニ・ソルドと、シトロエンのドイツ制覇はWRC時代だけでも11回。しかし、今季はC3 WRCに期待されていたパフォーマンスを発揮することができていない。ドイツ戦に向けては7日間に渡るテストを敢行。うち1日は、既報通りローブが参加し、初めてドライブする2017年スペックのWRカーに、貴重なフィードバックをもたらしたようだ。

フィンランドで実戦に復帰したクリス・ミークは、4月のコルシカ戦ではメカニカルトラブルに見舞われるまで首位につけており、このドイツでのリベンジが期待される。
「ツール・ド・コルスでは、C3 WRCのポテンシャルを見ることができた」とミーク。
「ドイツは全く異なるチャレンジだが、テストでは同じように素晴らしいフィーリングが得られた。様々な路面、様々なコンディションでマシンを試した。このラリーは、3つの異なるタイプの路面が出てくるのでアプローチが難しく、天気もスタートからフィニッシュまで同じ状況が続いてくれることは稀だ。ブドウ畑のドライビングはとても好きだ。とてもナローなワインディングロードをトップスピードで走るので、極めて正確なステアリング操作が求められる。フィニッシュでいい順位につけたかったら、最初から最後まで全開で行かなくてはならないんだ」

ドイツでは2014年、2015年には3位に入るなど、ミケルセンにとっては相性のいいイベント。C3 WRCでは初めてのターマック戦に挑む。
「自分のお気に入りのイベントは今でもカタルニアだが、ドイツのルートも大好きだ」とミケルセン。
「C3 WRCで参戦できてうれしいし、様々なタイプの路面に対応できるセッティングを見つけられたと思う。自分のキャリアの中では初めて、バウムホールダーでテストをすることができた。タイヤマネージメントやブレーキングのことを、さらに深く学ぶことができた。みんなと同じように、自分も天気がラリーの結果を大きく左右すると確信している。金曜日がドライでマシンのフィーリングがよければ、ポディウムも狙えると思う」

現在、ドライバーズ選手権でシトロエン勢最上位につけるクレイグ・ブリーンは、舗装での経験が少なく、ドイツの参戦も今回が3戦目。このため、堅実にトップ5フィニッシュを目指す。
「このラリーには、これまで2回しか参戦したことがなく、WRカーでは初めて。経験は少ないが、自分にとって舗装は究極のラリーチャレンジなのでとても意欲が高まっている」とブリーン。
「ツール・ド・コルスで満足のいく結果を出し、ドイツ前にはいいテストができたので、ポジティブな気持ちを維持しようと務めている。たくさんSSがあるが、モーゼルのブドウ畑のステージが一番楽しみだ。グリップを判断して、コーナーやヘアピンでは適切なペースを見極めなくてはならない。日曜日は誰にとっても初めてのステージなので、とても気合いが入っている」



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