WRCフィンランド:デイ2コメント「オウニンポウヤは史上最高の走り」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCフィンランド:デイ2コメント「オウニンポウヤは史上最高の走り」

©VOLKSWAGEN

ラリーフィンランド、デイ2終了後の各ドライバーからのコメント。母国戦2連覇を狙うラトバラは首位発進。オウニンポウヤも、これまでにないほど最上の走りができたと好調をアピールした。

ラリーフィンランド、デイ2終了後の各ドライバーからのコメント。
[フォルクスワーゲン・モータースポーツ]
フォルクスワーゲン・ポロR WRC

ヤリマティ・ラトバラ/総合首位
「本当に楽しい一日だった。特に、オウニンポウヤを無難に走り切れた事はうれしいね。ここで、今日のようにドライブできたことも今までなかった。フィンランド人として、このステージはとても大切なもの。母国ラリーでリードするのと同じくらいね。でも、まだ長い2日間が残っているし、明日のコースも限界までプッシュしなくてはならない。この先、鍵となるのは、リズムと冷静さを維持することだ」

セバスチャン・オジエ/総合2位
「今日の内容にはとてもハッピーだ。コースは素晴らしい。特にオウニンポウヤ。とても経験が必要だし、恐らく一年を通してもベストのステージ。速度域、たくさんのジャンプ、突然の方向転換、まるでジェットコースターだ。ドライバーとして、この34.39kmを走った後は、またアドレナリンが爆発するよ。母国で素晴らしい走りを見せたヤリマティ・ラトバラの活躍は予想通り。彼を負かすためには、残り2日間、全力でプッシュしなくてはならない。でも、限界ギリギリでもリスクは負えない。アンドレアスのクラッシュでも分かる通りだ」

[シトロエン・トタル・アブダビWRT ]
シトロエンDS3 WRC

クリス・ミーク/総合3位
「昨年と同じようにいいフィーリングで走る事ができた。最初のオウニンポウヤを走った後は、違和感を感じた。フロントからノイズが聞こえたんだ。最初はパンクかと思ったが、トランスミッションだった。午後はラインを維持することに完全集中した。ステージベストも狙ったよ!」

マッズ・オストベルグ/総合4位
「今日は順調だった。最初のステージでは数秒をロスした。SS3から後は、いくらかペースが出てきた。上位陣にプレッシャーを与えるために、プッシュを続けていく。明日のループは大好きなステージだから、楽しみにしているよ」

ハリッド・アルカシミ/総合17位
「自分のパフォーマンスにはまったく満足していない。ループの間にもっと向上できると思っていた。雨で路面がスリッパリーなコンディションでは、思うようなペースを出す事ができなかった。この高速ステージで、ブラインドジャンプもたくさんある中で自分の自信をつけるのは、とても難しい。リスクを最低限に抑えながら、明日はもっといい走りがしたい」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20 WRC

ティエリー・ヌービル/総合5位
「難しい一日だったが、ステージの度に重要な向上が得られたと思う。シェイクダウンでクラッシュと最悪の滑り出しだった。チームは見事にマシンを直してくれたが、今日最初のステージではまだ調整が必要だった。ペースノートは速さが足りず、マシンでの自信をつかまなくてはならなかった。午後はプッシュを試みたが、SS9で転倒しそうになったから、今日を走り終える事ができてラッキーだった。明日は自信を高めてパフォーマンスのレベルを向上させることが目標」

ダニ・ソルド/総合6位
「去年はこのラリーに出なかったから、今日はフィンランドの高速ステージに慣れることに費やさなくてはならなかった。最善は尽くしたが、難しい滑り出しだった。オウニンポウヤの序盤ではリアがかなり暴れる感じがあったが、ナローセクションに入ると速度域が上がりかなり楽しくなった。午後はマシンに変更を行い、効果があった。パイヤラの再走では、マシンがすごく熱くなり始めたが、それがエキゾーストのトラブルだった。自分たちで修復しまずまずのタイムで走り続ける事ができたから、今日を6位で終えられたのはそう悪くない。明日は、まだ伸び代がある」

[Mスポーツ]
フォード・フィエスタRS WRC

オィット・タナック/総合10位
「SS3のフィニッシュ手前の数kmで、コーナーを見誤った。ノートに書いたよりもタイトで、出口では完全ドリフトになった。そこで大きな石にひっかけ、ダンパーにダメージを負った。今回はポディウムを狙えると思っていたので、もちろんすごく悔しい。幸い、マシンをサービスに戻す事はできたが、かなりタイムをロスした。明日は、とにかく楽しむしかないと思う。まだ先は長いし、ポイントのチャンスもあるから、成り行き次第だ」

エルフィン・エバンス/総合20位
「1回目のオウニンポウヤのスタートでワイドランし、コーナーの出口にあった大きな石にヒットして、リヤのサスペンションアームにダメージを負った。応急処置だけしてサービスに戻ったが、かなりのタイムロスとなり、午後はマシンを労る事に多くを費やした。悔しいけど、自分の責めるしかない。午後は、思い切り楽しめるステージになるはずだったのに、残念だよ。それまでの2本はとてもいいフィーリングだった。特にリスクは負っていなかった。今日のことは忘れて、明日ペースを取り戻す事に専念する」

[フォルクスワーゲン・モータースポーツII]
フォルクスワーゲン・ポロR WRC

アンドレアス・ミケルセン/SS5でラリーリタイア
「ラリーフィンランドでは目標を高く掲げていた。まず選手権2位を堅守したかったし、差を広げたかった。でも今日はクラッシュしてしまった。ペースノートが少し楽観し過ぎて、長い左コーナーにわずかなクレストがあったところだったが、完璧なコンディションなら全開で行けそうだった。でも、それでは合わなかった。コースから外れて何回も転倒した。幸い頑強なポロR WRCのおかげで、僕らは無事だった。ダメージが大きく修復ができなくなり、もちろんすごく残念だ」

[ヒュンダイ・モータースポーツN]
ヒュンダイi20 WRC

ヘイデン・パッドン/SS6でラリーリタイア
「もちろん、ラリーからリタイアしなくてはならず、本当に残念だ。午前はグリップや自信をつかむのは難しかったが、まずまずの内容だった。午後最初のステージ、フィニッシュ手前の1kmで、コントロールを失った。幸い僕らは無事だったがマシンのダメージはひどく、チームも修復できなかった。ここ数戦でかなり勢いをつけてきたので、今回のことは早く忘れて次のことに専念する。まずは、この週末はチームをサポートする」



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