©Yoshiaki Aoyama
ラリージャパン2025の開催を前に、小中学生を対象として各学校などを訪問して行われた出張ラリー教室。今年もラリージャパン開催市町村の豊田市、岡崎市、岐阜県恵那市と名古屋市で合計10回のラリースクールが開催され、全12校、2000名を超える児童・生徒が受講した。
今年は主催側も体制を一新し、コ・ドライバーの安藤裕一を軸に、3人のドライバー(新井敏弘、山本悠太、大竹直生)が講師を務めるかたちとなった。内容についてはこれまでを踏襲し、ラリーとはどういったものか、といった競技の内容と特徴、さらに交通安全に対する意識や、ラリージャパンの環境に対する取り組みの姿勢などの内容が、小学生に分かりやすく伝えられる機会となった。
各回では、「ラリーカーのスピードは何km/h出るのか?」といった内容から「どうしてラリードライバーになったのか?」、「いくらもらえるのか?」といった内容まで子どもたちの素朴な疑問に答える時間も設けられており、そういったやり取りを通じて、夢をかなえることについて児童たちへのアドバイスも送られた。
この出張ラリー講座では、学校の校庭を使ったデモンストレーションランも実施。ラリースクールを受講した児童だけでなく、全校児童で校庭を走り回るラリーカーのデモランを見学する時間も設けられました。彼らが常日頃使っている校庭にラリーカーが入ってきて、さらに砂煙を上げて走行する迫力ある走りに、多くの児童が大興奮。助手席にはクラス担任の先生や校長・教頭先生も乗り込むこともあり、その応援にも力が入りました。
デモンストレーションランの後には記念撮影も行われ、実際に車両を間近に見る時間も。講義中に質問し足りなかった子は直接選手に質問を投げかけてみたり、体操着や帽子などにサインをねだる子どももいて、彼らにとって、とても楽しく忘れられない時間となったはずだ。
(Yoshiaki Aoyama)















