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2025年シーズンWRC第8戦ラリーエストニアは、7月17日(木)にシェイクダウンを終え、トヨタのカッレ・ロバンペラがトップタイムとなる1分56秒3をマーク。0.9秒差の2番手タイムにチームメイトの勝田貴元、1.0秒差の3番手にヒョンデのティエリー・ヌービルが続いている。
ラトビアに代わり、2年ぶりにWRCカレンダーへの復帰を果たしたエストニアは、フィンランドに似たキャラクターを持つ高速グラベルラリー。サービスパークは、今回もエストニア第2の都市タルトゥのエストニア国立博物館敷地内に設けられた。シェイクダウンは7月17日の午前9時01分(日本時間15時01分)に、サービスから南東に25kmほど走った「Kastre(4.08km)」のグラベルステージで実施された。
今回、トヨタは今シーズン3勝をマークしているセバスチャン・オジエがスキップするが、レギュラーのエルフィン・エバンス、カッレ・ロバンペラ、勝田貴元、サミ・パヤリに加えて、WRC2ををリードするオリバー・ソルベルグが、トヨタGRヤリス・ラリー1をドライブ。ソルベルグがラリー1マシンで参戦するのは、2022年のニュージーランド以来、実に3シーズンぶりとなる。
シェイクダウンでトップタイムを記録したロバンペラは「エストニアはWRC初優勝を飾ったラリーだし、良い思い出がたくさんある。エストニアでの事前テストで良いセットアップを見つけられたし、楽しみだ」と、笑顔を見せた。久々のラリー1ドライブになるオリバー・ソルベルグは「フィンランドでGRヤリス・ラリー1をドライブしたけど、信じられないようなフィーリングだった。このラリーでしっかり慣れていきたいね」と、冷静にコメントした。
1.5秒差の4番手タイムにヒョンデのオィット・タナック。1.8秒差の5番手タイムにソルベルグ。以下、マルティンス・セスクス(Mスポーツ・フォード)、パヤリ、エバンス、アドリアン・フルモー(ヒョンデ)、ジョッシュ・マカリアン(Mスポーツ・フォード)というオーダーで続く。
ラリーは17日木曜日の20時05分(日本時間18日午前2時05分)に、サービス近隣に設けられたSS1「VISIT ESTONIA Tartu vald 1(1.76km)」で幕を上げる。
WRCエストニア シェイクダウン暫定結果
1. K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 3/3 1:56.3
2. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) 3/3 1:57.2
3. T.ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1) 3/3 1:57.3
4. O.タナック(ヒョンデi20Nラリー1) 2/3 1:57.8
5. O.ソルベルグ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/2 1:58.1
6. M.セスクス(フォード・プーマ・ラリー1) 4/4 1:58.2
7. S.パヤリ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/2 1:58.6
8. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2/3 1:58.7
9. A.フルモー(ヒョンデi20Nラリー1) 4/4 1:59.0
10. J.マカリアン(フォード・プーマ・ラリー1) 2/3 2:00.9
※各ドライバー名の後ろの数字は【ベストタイムをマークしたセッション/走行回数】