ヒョンデ、WRCセントラルヨーロッパにドゥメゾン開発のアップデート投入か – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ヒョンデ、WRCセントラルヨーロッパにドゥメゾン開発のアップデート投入か

©Hyundai Motorsport GmbH

ヒョンデは、ホモロゲーションのジョーカーを行使して、ヒョンデi20Nラリー1ハイブリッドのアップデートを投入する見込みだという。時期としては10月26日〜29日に開催されるセントラル・ヨーロッパラリー(ターマック)が濃厚で、5月に就任したテクニカルディレクター、フランソワ-クサビエ・ドゥメゾンがアップデートの開発を監督している。

チームは、ティエリー・ヌービルが7月の第8戦ラリーエストニア、8月の第9戦ラリーフィンランドと高速グラベル2戦でポディウムに上がっており、タイトル争いのチャンスを残している。しかし、チーム代表のシリル・アビテブールは、ヒョンデがトヨタの勢いを止めるにはさらに改良が必要だと語っている。

「フィンランドでの結果は頼もしいものだったし、選手権争いの面でもポジティブなものだったが、トヨタと常に争えるようになるためにはまだ不足しているものがあり、ここ数戦で我々が見せたようなステップアップを続けていく必要がある」とアビテブール。
「高速グラベルラリーでは、必ずしも我々のマシンがベストであるとは言えないことは承知しているが、マシンを改善し、一貫性と信頼性を示すことができたのは舞台裏で取り組んできた作業のおかげだ」

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ヒョンデの今季の勝利は1勝に留まっており、マニュファクチャラーズ選手権争いでは、トヨタとの差は67ポイントで、9月の第10戦アクロポリス・ラリーギリシャ(グラベル)を迎える。
(Graham Lister)



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