WRCサルディニア:ジュニアWRCはクレイトンが今季2勝目で選手権リードを拡大 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCサルディニア:ジュニアWRCはクレイトンが今季2勝目で選手権リードを拡大

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WRCサルディニアで今季第3戦を迎えたジュニアWRCは、モータースポーツ・アイルランド・ラリーアカデミーから参戦するウィリアム・クレイトンが今季2勝目をマーク。選手権リードを32ポイントに広げた。

Mスポーツ・ポーランドが製作するフォード・フィエスタのラリー3マシンでのワンメイクシリーズで争われる今季のジュニアWRCは、このサルディニアから全車にアップデート版のフィエスタ・ラリー3 Evoが投入された。

不安定な天候の中、ラリー1勢でも波乱続きとなった今回のサルディニアでは、ジュニアWRC勢もエントリーした8台中、再スタートすることなく完走したのはわずか2台。金曜日の終えて首位に立っていたクレイトンも順風満帆とは行かず、土曜日にはステージ上でのタイヤ交換を強いられ、パラグアイのディエゴ・ドミニゲスに首位を譲る。

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しかし、ウエットコンディションでもすぐに巻き返しを図ったクレイトンは、2分20秒近くの差をつけての首位に返り咲いて最終日を迎えると、手堅くペースをコントロールし、最終的に1分45秒9差で今季2勝目をマーク。今季残るエストニア、ギリシャを前に、選手権リードを広げた。

Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

「このラリーをフィニッシュできて、勝つこともできて本当にうれしい。正直、この週末は浮き沈みが激しかった」とクレイトン。
「リードしていた時もあれば、その後で首位から数分差をつけられたが、最終的に勝つことができた。前戦のクロアチアでは、クレイグ(・ブリーン)に勝利を捧げたかったが、思う通りに行かなかった。この週末にそれを成し遂げることができてうれしいし、支えてくれたみなさんに感謝したい。選手権争いの面でも、高ポイントが獲得できた」

ドミニゲスは2位でフィニッシュ。3位には、金曜日のデイリタイアから挽回したスペインのロベルト・ブラハが食い込んだ。

Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

クレイトンは、ラリー3マシンが対象のWRC3でも2位に入った。このクラスは、フィエスタ・ラリー3のルーペ・コルホネンがクレイトンに51.5秒差をつけての優勝を飾っている。

Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

WRCサルディニア ジュニアWRC結果
1 W.クレイトン(アイルランド) 4:15:11.5
2 D.ドミニゲス(パラグアイ) +1:45.9
3 R.ブラハ(イタリア) +19:03.6
4 L.ペリエ(フランス) +21:03.6
5 T.レソネット(ベルギー) +28:58.0
6 E.ケリー(アイルランド) +38:35.7
7 R.ヘルナンデス(スペイン) +55:36.2
8 H.アンワール(ケニア) +1:07:11.1



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