ARAオレゴントレイル:スバル・モータースポーツUSAのセメナックが全SS制覇で今季4連勝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ARAオレゴントレイル:スバル・モータースポーツUSAのセメナックが全SS制覇で今季4連勝

©Subaru of America

米国の国内ラリー選手権、アメリカン・ラリーアソシエーション(ARA)第4戦オレゴントレイルラリー(グラベル)が5月19〜21日、オレゴン州ポートランドで開催され、スバル・モータースポーツUSAのブランドン・セメナック(スバルWRX STI)が優勝を飾った。セメナックは今季、負けなしの4連勝となっている。

Subaru of America

競技は19日、ポートランド・インターナショナルレースウェイで夕方に行われた2本のステージで開幕。何千人もの観客の前で走行を披露したセメナックは、ここだけで28.4秒と大差を築くロケットスタートを決める。

土曜日は季節外れの暖かい天候となり、外気は27度を超え、車内はさらに温度が高まった。走行順トップでスタートしたセメナックは、ダスティなステージでさらに大きな石などを蹴散らすなどグラベル掃除を務めながらも、この日最後のSS10を終えた時点で、リードは4分近くに広がった。

最終日は気温が下がったものの、セメナックには先頭走者の試練が続く。この日最初の2本は「SS11はこの日で一番速いステージで、スタートから大ジャンプがあった」と説明するのは、コ・ドライバーのキートン・ウィリアムズ。

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しかし、SS13はダストに苦しめられ、道はどんどんラフになっていく。ラスト2本目のステージでは、バンパーにクラックが入り、フェンダーにもダメージを負った。それでも、セメナックはパワーステージも含め、全19SSのすべてでトップタイムをマークし、チームに今季4勝目をもたらした。

「高速ステージがたくさんあった。全体の速度は時速80マイル(約129km)はあったんじゃないかな」とセメナック。
「マシンはとてもいい状態で、次のオハイオに向かう前に1週間ほどワークショップに戻し、最高の状態にする予定だ」

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今季のARAは全8戦が予定されており、4戦で勝利を収めているセメナックは、選手権争いでも首位に立っている。

ARAの次戦、サザンオハイオ・フォレストラリーは6月8〜10日に開催される。

ARAオレゴントレイル 最終結果
1 B.セメナック(2021 スバルWRX STi) 1:34:52.8
2 J.シーホーン(2021 スバルWRX STi) 1:43:45.1
3 J.オリバレス(2021 フォード・フィエスタ) 1:47:09.1
4 L.ブロック(2013 スバルBRZ) 1:47:52.5
5 M.ディキンソン(2015 スバルWRX STI) 1:48:04.3
6 J.デスパイン(2001 スバル・インプレッサRS) 1:48:27.6
7 D.クラーク(1999 BMW M3) 1:49:16.8
8 N.アレン(2016 フォード・フィエスタ) 1:49:29.3



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