WRCポルトガル:カッレ・ロバンペラ「背中を押し続けてくれたみんなに感謝」日曜日コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCポルトガル:カッレ・ロバンペラ「背中を押し続けてくれたみんなに感謝」日曜日コメント集

©Toyota Gazoo Racing WRT

WRCラリーポルトガル、ラリー終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。波乱の連続となった今戦、圧倒的なペースでマキシマムポイントを獲得したトヨタのロバンペラ。史上最年少でのWRCタイトルを決めた2022年ニュージーランド以来の優勝に、それまでの辛抱の日々をともに乗り切った仲間への感謝を伝えた。
(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド

■カッレ・ロバンペラ/総合優勝(=)
パワーステージ順位:1位
「この勝利をつかむまで長かった。厳しい週末もあったが、どんな時でもクリーンな週末になっていい走りができれば、争えることは分かっていた。またこのポルトガルで勝てたのはうれしいし、やっとポディウムの頂点に戻れた。いつでも前に押し進めてくれていたヨンネ(ハルットゥネン、コ・ドライバー)とチームに心から感謝している。この週末はマシンのフィーリングがよく、ハードにプッシュすることができた。パワーステージではできる限り多くのポイントを獲得したかった。次戦では、いずれにしても先頭走行になりそうだったからね。完璧なステージにはできなかったが、それでも十分だったので満足。サルディニアはさらに難しくなるが、このような流れを続けていきたい」

■勝田貴元/総合33位(↑)
パワーステージ順位:4位

Toyota Gazoo Racing WRT

「金曜日に問題が起きたことで、とてもチャレンジングな週末になりました。今回のラリーではもっといい結果を期待していたのでかなりガッカリしましたが、こんな時もあります。その後は、将来に向けてより多くの経験を積み、学ぼうと努めました。ステージの砂利掃除をするのはラクではありませんでしたが、クルマのフィーリングは素晴らしかったので、チームとエンジニアは本当にいい仕事をしてくれたと思います。パワーステージでは、先に走ったクルマの轍が狭かったので、ある程度自分でラインを作りながら走らなくてはなりませんでしたが、それでもタイムはかなりよかったです。ラリーを走り切り、チームのためにポイントを獲得できて良かったです。チームのサポートに心から感謝していますし、カッレとヨンネを祝福したいです」

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20Nラリー1ハイブリッド

■ダニ・ソルド/総合2位(=)
パワーステージ順位:5位

Hyundai Motorsport GmbH

「ポディウムに上がれて本当にうれしいが、特に昨日の自分たちのパフォーマンスには満足できた。午前中はあまり調子が上がっていなかったが、午後はペースをつかみ、ベストのフィーリングだった。このリザルトは、クレイグ(ブリーン)に捧げる。すごくいい走りができたと思うので、彼に感謝しなくてはならない。彼は、ラリーの間、ずっと自分と一緒だったし、限界までプッシュしてくれた。彼のご両親のためにもポディウムを捧げたかった。彼のために、このヘルメットを被ると約束したんだ。本当に感謝している。ポルトガルのファンも、いつも通りに素晴らしかった。車内にいても、みんなの応援をすごく感じる。スウェーデンの後、クレイグに電話したことを覚えている。君はすごく速かったよと伝えたら、“ちょっと、今度はプレッシャーをかけるつもり!”って言っていた。クレイグ、僕もまたポディウムに上がったよ」

■エサペッカ・ラッピ/総合3位(↑)
パワーステージ順位:3位

Hyundai Motorsport GmbH

「最終日、チームはティエリーと、最後の最後に自分と、テクニカルのトラブルでかなりバタバタしてしまった。最終ステージのフィニッシュ手前2kmあたりで、ターボにトラブルが出てしまった。全体としてはいい週末だった。トラブルはなく、強く一貫性のある走りができた。チームとして2位、3位を獲れたのはいい結果だ。今日は、重要なマニュファクチャラーズポイントが獲得できた。発生したトラブルについてはチームが慎重に調査すると思うので、再発はしないだろうと思うから、この先のラウンドではもっといい走りができるはずだ」

■ティエリー・ヌービル/総合5位(↓)

Hyundai Motorsport GmbH

「ひと言で言えば、これがラリー。浮き沈みだらけだった。スポーツ全体とは言わなくても、世界で最も過酷なモータースポーツのひとつだ。このような状況に直面しなくてはならないこともあるが、決してラクではない。マルティン(ウィダグ、コ・ドライバー)と自分は、すごくエネルギーを使って努力もしたが、持ち帰るポイントは少なく、目指していたリザルトでもないので、そのことはとても残念だ。ラリーは最後の最後まで結果は分からないし、今日はその代償を払った感じ。素晴らしい運営をしてくれた主催者、そしてスペクテイターのみんなにも拍手を送りたい。とにかく完璧だったので、少なくとも自分は楽しむことはできた。リザルト的にはもう忘れたいイベントなので、サルディニアでどこまでできるか楽しみにしたい」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■オィット・タナック/総合4位(↑)
パワーステージ順位:2位
「全体としては、過酷な週末だったことは確かだ。かなり苦戦したし、ここからどう進んでいけるかを理解することで精いっぱいだった。このマシンでのグラベルラリーは2戦目で、メキシコでは完全には自信をつかむことができず何が足りないのかを把握するのが大変だったが、今回はかなり理解が深まったと言えるし、これで前進するために十分な情報は得たと思う」

■ピエール-ルイ・ルーベ/総合32位(↑)
「ペースの点では、自分たちのパフォーマンスはすでに強いものになっていると思う。金曜日と土曜日はペースがあったのはよかった。昨年のセッティングに戻し、マシンのフィーリングが良くなった。ベストタイムを出せたし、トップ3争いもできたが、残念ながら土曜日の小さなミスが大きな痛手になってしまった。残念だが、これもラリーの一部ということ。今のペースがあれば、今後、リザルトもついてくるはずだ」



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