WRCクロアチア事前情報:悲しみの中で迎える世界戦開催3度目のターマックラリー – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCクロアチア事前情報:悲しみの中で迎える世界戦開催3度目のターマックラリー

©Toyota Gazoo Racing WRT

4月13日、ヒョンデのクレイグ・ブリーンがテスト中のアクシデントで急逝した衝撃から一週間、WRCは深い悲しみに包まれる中で第4戦クロアチアラリー(ターマック)を迎える。33歳という若さでこの世を去った僚友を、WRC界は3度目となる世界選手権開催の地で偲ぶことになる。

前戦メキシコでは、タイトル8冠を誇るトヨタのセバスチャン・オジエが今季2勝目を飾り、ドライバーズ選手権では首位に立ってこのクロアチアラウンドを迎える。2番手で追うヒョンデのティエリー・ヌービルとの差は、わずか3ポイント。ディフェンディングチャンピオンであるトヨタのカッレ・ロバンペラも、さらに1ポイントの僅差で続く。第2戦スウェーデンを制したMスポーツ・フォードのオィット・タナックは、オジエまで9ポイント差の現在4番手。エルフィン・エバンスは、トヨタのチームメイトに12ポイント差となっている。

クロアチアラリーは、2021年にWRC初開催。この時はスリリングな最終ステージでオジエがエバンスを0.6秒という僅差で退けた。優勝を巡る激戦は昨年も繰り広げられ、ロバンペラがタナックを僅差で制している。

クロアチアは、WRC2、WRC2チャレンジャー、WRC3、WRCマスターズのほか、ジュニアWRCが第2戦を迎え、開幕戦スウェーデンを制したウィリアム・クレイトンが選手権首位に立っている。

■サポートカテゴリーのエントリー状況
WRC2部門には20台がエントリー。ヨアン・ロッセル(PHスポール、シトロエンC3ラリー2)、トクスポーツのシュコダRSラリー2を駆るオリバー・ソルベルグとガス・グリーンスミスが登場する。ニコライ・グリアジンは、今月上旬にクロアチアの国内選手権ラリーで優勝。そのほか、サミ・パヤリ、チェコのエリック・カイス、Mスポーツ・フォードのアドリアン・フルモーも名を連ねる。

クロアチアの兄妹コンビ、マルティン・ラベンスチェク/ドラ・ラベンスチェクはWRC3で世界選手権デビュー。JWRCには8人の若手がエントリーしており、2022年のジュニアERCチャンピオン、ローレン・ペリエ、ベルギーのASNによるナショナルチーム構想のサポートを受けるトム・レンソネットたちが挑む。

■ラリールート

TOYOTA

クロアチアラリーの主催者は、試行錯誤を重ね、若干の調整を加えたルートを構成した。レグ1のStojdraga – Gornja Vasは、ハルジェの村を通過し、昨年の20.77kmから25.67kmに距離を延ばした。レグ2のRavna Gora – Skradは今回初登場のステージとなる。

ラリーは4月20日木曜日、1193年から記録が残る古都オキック近郊の3.56kmのステージでシェイクダウンが行われた後、国立大学図書館とザグレブの噴水で、現地時間18時30分からセレモニアルスタートが行われる。

21日金曜日は、本拠地ザグレブの南西部にあるamoborsko Gorje、Žumberak、Karlovacの丘陵地を走行。展示会場ザグレブフェアに設置されるサービスを挟んで4SSを2ループする。

22日土曜日もザグレブの西部に設置される4SSを2ループ。アドリア海を望むセクションが登場するPlatak(15.63km)はこの日に走行する。

最終日となる23日(日)は、今大会で最も北部に設置されるTrakošćan – Vrbnoと14.09kmのZagorska Sela – Kumrovecの2本を2回ずつ走行。2回目のZagorska Sela – Kumrovecはパワーステージに指定されている。その後、サービスパークに隣接するINAビルを背景にポディウムフィニッシュを迎える。

■ラリーデータ
開催日:2023年4月20日〜23日
サービスパーク設置場所:ザグレブ
総走行距離:1650.68km
総ステージ走行距離:301.26km(SS比率18.25%)
総SS数:20

■開催選手権
WRC
WRC2
WRC3
JWRC

■マニュファクチャラーズ選手権ノミネートドライバー
[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
カッレ・ロバンペラ(#69)
エルフィン・エバンス(#33)
セバスチャン・オジエ(#17)

[ヒョンデ・シェル・モビスWRT]
ティエリー・ヌービル(#11)
エサペッカ・ラッピ(#4)

[Mスポーツ・フォードWRT]
オィット・タナック(#8)
ピエール・ルイ・ルーベ(#7)

■2022年クロアチアラリー最終結果
1 K.ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン(トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド) 2:48:21.5
2 O.タナック/M.ヤルベオヤ(ヒョンデi20Nラリー1ハイブリッド) +4.3
3 T.ヌービル/M.ウィダグ(ヒョンデi20Nラリー1ハイブリッド) +2:21.0

■近年のウイナー
2022年 K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド)
2021年 S.オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)



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