マイケル・ヤング、今週末の母国ラリーにクスコレーシング製トヨタC-HRで参戦 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

マイケル・ヤング、今週末の母国ラリーにクスコレーシング製トヨタC-HRで参戦

Mike Young Motorsport

 

ニュージーランドのマイケル・ヤングが、3月31日〜4月2日に母国ニュージーランドで開催されるオタゴラリーに、日本のクスコレーシングが製作したトヨタC-HRでコ・ドライバーのエイミー・ハドソンとともに参戦する。ヤングは、昨年のWRCニュージーランドの国内戦部門に初めて母国でこのマシンでの参戦を目指していたが、新型コロナウイルスの感染流行によるロジスティックの混乱でマシンの到着が間に合わず、代替車両での参戦を余儀なくされており、C-HRでの母国ラリー参戦がようやく実現する。

Mike Young Motorsport

ニュージーランドラリー選手権開幕戦となるオタゴに参戦した後、ヤングは5月12〜14日に開催されるラリーオブワンガレイにも参戦。いずれもFIAアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)タイトルがかかっており、この参戦でAPRCファイナルの進出権を獲得し、11月にインドネシアで開催されるファイナルでAPRCタイトル獲得を目指す。

先日、C-HRのテストを行ったヤングは「ニュージーランドにC-HRを送ってくれて、自分たちのチームを信頼してマシンを走らせてくれるクスコレーシングに、心から感謝している。林道で数日テストを行ったが、ニュージーランドのステージをこのC-HRでドライブすることをすごく楽しみにしている。このマシンは高速のリズミカルなグラベルステージに合わせて製作されているので、オタゴのステージにも合うと感じている。コンディションがよければ、このC-HRは速さを見せられるはずだ」とコメントしている。

「5月には、またラリーワンガレイに参戦できることも楽しみにしている。何度も参戦したことがあり、いい成績もたくさん残している。あそこの道にはかなり慣れているし、すごくキャンバーのついた道を走るのはとても楽しい」

6月17日に第3戦サウスカンタベリーラリーに参戦した後、C-HRは一度、日本に戻されることになっている。その後の予定は未確定だが、11月24〜26日にインドネシアで開催されるAPRCファイナルへの参戦を目指して可能性を模索する。
「ニュージーランドでAPRCファイナルの進出権を獲得できるイベントに参戦するので、まだ実現に向けて完了させなくてはならないことが残っているが、ファイナルに進出したいと思っている」とヤング。
「インドネシアのステージのような道の経験は豊富なので、ファイナルも自分には問題ないはず。すごく蒸し暑いので、そこに向けてはしっかり準備していかなくてはならないね」



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