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パッドン、AP4仕様のi20でAPRC開幕戦に参戦

©Hayden Paddon

ヘイデン・パッドンが、母国ニュージーランドで開催されるAPRC開幕戦ラリーオブワンガレイ(4月29日〜5月1日)に、AP4仕様のヒュンダイi20で参戦する。新たに立ち上がったヒュンダイ・ニュージーランド・ラリーチームからのエントリーとなる。車両製作は、自身もAPRCに参戦経験のあるアンドリュー・ホークスウッド率いるフォース・モータースポーツが担当している。

パッドンは、ニュージーランド選手権の開幕戦、オタゴラリー(4月8〜10日)にも参戦を予定している。ワンガレイも国内戦が併催される。

AP4は、今季からAPRCへの参戦が可能となったニュージーランド、オーストラリアの独自規定で、南米で発展しているMAXIに類似している。パッドンが駆るi20は、2015年のWRカーのボディに1.8リットルターボエンジンを搭載する。

WRC.com

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「AP4の技術規定は、APRCの地域で国内戦や国際格式イベントに参加することのできる、次世代の4WDターボラリーカーだ」とパッドン。

「車齢の高いグループN車両が競技に参加できなくなっていくなか、シャシーは一番小さいホットハッチ車両でも使用が可能なので、AP4はニュージーランドやオーストラリアのラリー界が生きていくひとつの方法だと考えている」

「オタゴもワンガレイも好きなラリーだ。マシンはまだ開発の初期段階だがポテンシャルは高く、フォース陣と一丸となって、ラリーに勝てるマシンを作り上げていきたい」

今季のAPRCには、クスコレーシングもトヨタ・ヴィッツをベースとしたAP4マシンをアジアカップに投入することを表明しており、こちらは元アジアチャンピオンの炭山裕矢がドライバーを務める。

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