WRCメキシコ:豊田章男社長「メキシコへの苦手意識は完全に払拭された」コメント全文 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCメキシコ:豊田章男社長「メキシコへの苦手意識は完全に払拭された」コメント全文

©Toyota Gazoo Racing WRT

2023年シーズンWRC第3戦のスウェーデンでは、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのバスチャン・オジエ/バンサン・ランデが総合優勝。エルフィン・エバンス/スコット・マーティンが総合3位、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネンが総合4位でフィニッシュした。また、金曜日のデイリタイアから挽回を続けてきたTGR WRCチャレンジプログラムから4台目のGR YARIS Rally1 HYBRIDで出場の勝田貴元/アーロン・ジョンストンは、総合23位でラリーを終えた。チームはマニュファクチャラーズ選手権で首位を維持した。

この結果を受け、TGR WRT会長であるトヨタ自動車の豊田章男社長がコメントを発表した。

(以下チームリリース)


TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team
豊田会長コメント

メキシコのラリーは“特に難しい”という想いが我々のチームにはずっと染み付いています。セブが3年前に優勝してくれましたが、それでも高温高地のメキシコを走る前はエンジントラブルの不安を拭いきれません。しかし今回、3年ぶりのメキシコでセブとデンソーが、そんな苦手意識を払拭してくれました。セブ、メキシコ2連覇おめでとう!ヴァンサンはメキシコ初優勝おめでとう!

ヤリス参戦初年度、我々が熱対策に苦しむ姿を見て力を貸してくれたのがデンソーのラジエーター部隊でした。以来、冷却性能の改善を重ね続けてくれています。今回、GR YARIS Rally1 HYBRIDでの初メキシコでしたが、ドライバーたちはエンジンに不安を抱えることなく走ることができたと思います。デンソーの皆さんの“冷却魂”のおかげです。ありがとうございました。

Toyota Gazoo Racing WRT

エルフィンは今季初のポディウムおめでとう! 最後に順位がひとつ落ちてしまったけど“もう一つのピース”が見つかりそうな走りだったと思います。エルフィンにとっての“もっといいクルマづくり”をチームみんなで続けていきましょう!

カッレは“ディフェンディングチャンピオンの試練”のようなラリーが続いています。焦らず、これからもラリーを楽しんでいってください。

貴元も、とにかく焦らず“自分の走り”をしていけば大丈夫! 新城でも見せてくれたようなリラックスした表情を頼みます。

最後に、トヨタメキシコのみんなへ。メキシコらしい差し入れをありがとう! ヤリ-マティをはじめ、レスラーのような覆面姿のみんなの姿をSNSで見ました。あの差し入れでチームがリラックスできたことも勝因のひとつだったかもしれません。おかげで我々の“メキシコへの苦手意識”は完全に払拭されました!



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