WRCクロアチア:トヨタ、開幕を前に急逝したクレイグ・ブリーンに弔意を表す – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCクロアチア:トヨタ、開幕を前に急逝したクレイグ・ブリーンに弔意を表す

©TOYOTA

TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、4月20日(木)から23日(日)にかけてクロアチアの首都ザグレブを拠点に開催される2023年WRC第4戦クロアチアラリー(ターマック)に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン、セバスチャン・オジエ/バンサン・ランデをマニュファクチャラーズ選手権のポイント対象としてノミネートする。オジエは、前戦メキシコを制し、ドライバーズ選手権では首位に立って今大会を迎える。日本の勝田貴元/アーロン・ジョンストンは、4台目のトヨタGRヤリス・ラリー1・ハイブリッドで参戦する。

チームは、4月13日にテスト中のアクシデントでヒョンデのドライバー、クレイグ・ブリーンが急逝したことを受けて、豊田章男TGR-WRT会長と佐藤恒治トヨタ自動車株式会社社長が連名で弔意を表した。一方で、イベント前のチームリリースでは慣例となっているドライバーコメントは発表しなかった。
(以下チームリリース)


WRC 第4戦 クロアチア・ラリー プレビュー
難関ターマックラリーで
選手権のリード拡大を目指す

TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、4月21日(金)から23日(日)にかけて、クロアチアのザグレブを中心に開催される、2023年FIA世界ラリー選手権(WRC)第4戦「クロアチア・ラリー」に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)、セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(17号車)、勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)の4台のGR YARIS Rally1 HYBRIDで参戦します。

チームは先週のクレイグ・ブリーン選手の痛ましいアクシデントに深く悲しみながらレースウィークを迎えます。TOYOTA GAZOO Racingはご家族とヒョンデ・モータースポーツの皆様にお悔やみ申し上げます。

クロアチア・ラリーは2年前の2021年に初めてWRCとして開催され、今年で3年目を迎えます。開幕戦のラリー・モンテカルロは基本的にはターマックラリーですが、山間部では降雪の可能性があり、雪道用のタイヤも用意されるため、クロアチア・ラリーは今シーズン最初の純粋なターマックラリーとなります。ただし、クロアチアのステージは路面の舗装コンディションが1本のステージ中でも頻繁に変化し、インカット走行により路肩の泥や砂利が舗装路面に多く掻き出されるコーナーも多くあるため、グリップ変化を読むのが難しい非常にトリッキーなラリーとして知られています。

オジエは今シーズン開幕戦ラリー・モンテカルロと第3戦ラリー・メキシコに出場し、両ラリーで優勝。現在ドライバー選手権首位につけているため、クロアチアでは初日の出走順が1番手に。ターマックラリーにおいては有利に働くことが多い早い出走順を追い風に、今年3回目の優勝を目指します。また、ロバンペラはオジエと4ポイント差のドライバー選手権3位に、エバンスは12ポイント差の5位につけており、チームは2位に27ポイント差をつけてマニュファクチャラー選手権をリードしています。なお、今回勝田は「TGR WRCチャレンジプログラム」による出場となります。

TGR-WRTはクロアチア・ラリーに先駆けて、マイクロソフトを大切なパートナーとして再び迎えることになりました。クロアチア・ラリー以降、チームの車両にはマイクロソフトのロゴが加わります。

ラリーの中心となるサービスパークは、今年も首都ザグレブ中心部の見本市会場「ザグレブ・フェア」に置かれ、ステージは隣国スロベニアに近いクロアチアの北部に設定されます。ラリーは20日(木)にシェイクダウンとザグレブでのセレモニアルスタートが行われ、競技は21日(金)からスタート。ステージの多くは昨年の大会と重なり、テクニカルで曲がりくねったセクションもあれば、ジャンプやクレスト(丘越え)を含むハイスピードで流れるようなセクションもあります。21日(金)のデイ1はザグレブの西側エリアが舞台となり、4本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行。8本のステージの合計距離は130.18kmと、3日間で最長の一日となります。また、SS2およびその再走ステージであるSS6は今大会最長となる25.67kmのステージです。22日(土)のデイ2は南西に舞台の中心を移し、4本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行。SS12/16はアドリア海に面したリエカの町の近郊で行われます。また、SS11/15「ラヴナ・ゴラ-スクラド」は、今大会唯一の新ステージです。最終日となる23日(日)のデイ3は、ザグレブの北側で2本のステージを各2回走行。そのうち、SS18の再走ステージとなる最終のSS20は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。ステージは全20本で合計距離は301.26km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1649.62kmが予定されています。

豊田章男 (TGR-WRT会長) / 佐藤恒治 (トヨタ自動車株式会社 社長)
この度は、ヒョンデワークスチーム、クレイグ・ブリーン選手の突然の訃報に際し、TOYOTA GAZOO Racingを代表して同選手にご冥福をお祈り申し上げ、衷心より哀悼の意を表します。またブリーン選手のご家族、ご友人、ヒョンデ・モータースポーツの皆様に心からお悔やみ申し上げます。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)
他のすべてのWRC関係者同様、クレイグの突然の訃報にとても悲しんでいます。彼はトップドライバーであると同時に、ラリーがとても好きで、古いラリーカーやラリーの歴史について情熱を共有していた仲間です。ラリーの準備中ではありますが、私たちの想いはクレイグのご家族、友人、同僚とともにあります。

クロアチア・ラリーはとてもタフなイベントで、昨年は非常に難しいコンディションになりましたし、ドライコンディションであっても路面には多くの土が掻き出されていました。しかし、過去2回は我々にとって良いラリーだったので、今回も良いフィーリングで臨むことができそうです。チャンピオンシップリーダーであるセブは1番手という有利な出走順ですし、彼のターマックラリーでの強さを我々は知っています。カッレは昨年のクロアチアで最高のパフォーマンスを発揮し、難しいコンディションでいい走りをしました。また、エルフィンはグリップレベルが大きく変化するような路面でも素晴らしい走りをすることができます。



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