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注目集まるGRヤリス・ラリー2。ヤリ‐マティ・ラトバラの北海道参戦はあるか?

©TOYOTA

開幕戦ラリーモンテカルロを前に行われたWRCのシーズンローンチイベントで、トヨタのヤリ-マティ・ラトバラがのGRヤリス・ラリー2についての取材に応えた。

──GRヤリス・ラリー2は今年、どこで走る予定ですか?
「2024年の序盤から走らせたいと考えている。これから1年をかけてテストを行う予定だ。シュコダはとても強力なマシンを持っているし、新しいエボリューションを投入してきた。だから一生懸命作業を続けていくことが重要になる」

──ラリー2を走らせる重要性とは?
「我々にはGRヤリスという素晴らしいロードカーがあるし、さらにサステナビリティについても視野に入れる必要がある。トヨタはラリーにおける素晴らしい歴史と伝統を有し、1990年代には多くのカスタマーに車両を提供していた。我々も、様々な市場のカスタマーにクルマを提供したいと考えている。ラリー1はプロフェッショナルドライバー用のクルマだが、ラリー2はプロでもアマチュアでも、若手でもベテランでも、様々なレベルのドライバーが走らせることができる。そうした人たちに、ようやく提供できる車両ができたというわけだ」

──実戦デビューのプランを聞かせてください。
「2023年シーズンの目標はテストを重ねることだが、さしあたって全日本ラリー選手権でこのクルマを走らせるつもりでいる。勝田貴元の父である勝田範彦がドライバーとなり、テストを続ける。デビュー戦は3月の新城ラリー。ご存じのとおり、ラリージャパンの開催地近くで行われるラリーだ。そして、とあるミスター・ラトバラがドライブするという噂もある(笑)。それはラリー北海道になるかもしれない。それは現在、話し合われている状況だ。まだ100%決まったわけではないが、ターゲットとしていることは確かだ」

──念のため伺いますが、ミスター・ラトバラというのはあなたのお父さんのヤリ・ラトバラではなく、あなたのことですよね?
「そうだ。私のことだよ(笑)」

──それはあなたにとってエキサイティングな機会ですね。
「とてもエキサイティングだね。ラリー北海道は帯広をベースとしているし、ラリージャパンも以前は帯広をベースに開催されていた。そして当時のとても良い思い出があり、ステージも良く知っているし、ラリー2カーで出場することができれば本当にうれしいね」
(Keiko Ito)

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