WRCモンテカルロ:新チーム代表を迎えたヒョンデ、シリーズ参戦10年目はタイトル奪還に挑む – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCモンテカルロ:新チーム代表を迎えたヒョンデ、シリーズ参戦10年目はタイトル奪還に挑む

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2023年WRC開幕戦ラリーモンテカルロ(アイス&ターマック)で、ヒョンデはシリーズ参戦10年目を迎える。今季は、初年からチームに所属するティエリー・ヌービルに加え新たにエサペッカ・ラッピをフル参戦ドライバーに起用。モンテカルロでは、同じくチーム初年からヒョンデで戦うダニ・ソルドが、ヒョンデi20 Nラリー1ハイブリッドのサードカーをドライブする。

ハイブリッドの新規定ラリー1が導入された2022年は、シーズン後半から勢いに乗ったヒョンデ。シーズンブレイク中は、全体のパッケージを改善することを目指して作業に取り組んだという。チーム体制の面では、2022年の一年間、空席となっていたチーム代表にF1でマネジメントを経験してきたシリル・アビテブールが就任。気持ちを新たに、チームの節目となる年でのタイトル奪還を目指す。

ヒョンデからのWRC参戦10年目を迎えるヌービルは「一年のスタートをラリーモンテカルロで迎えるのは、いつも好きだ。近年はコンペティティブに戦えているイベントでもある」と語るヌービルは、2021年のWRCモンテではポディウムに上がっている。
「現地の天気はいま気温が高めだが、トリッキーなコンディションになると見ている。モンテカルロはいつもサプライズの連続だが、楽しみにしているよ。新しいシーズンの滑り出しとして最高。またみんなが一から戦いを始めるので、白紙の状態からベストの状態に持っていけるかどうかは自分たち次第。ヒョンデi20 Nラリー1ハイブリッドのパッケージは、2022年の開幕戦から格段に改良されているので、今シーズンに向けての自信につながっている。マシンには、わずかだが改良されている部分がありパフォーマンスが高められている。ライバルたちが冬の間にどんな作業をしてきたのかは分からないが、大きな変更はないと思う。みんなが少しずつレベルアップしてきているはずだが、自分たちも同じようなレベルであることを願うよ」

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このモンテカルロで、ヒョンデからの初参戦を果たすラッピ。最後にWRCモンテカルロに参戦した2020年は4位でフィニッシュしている。
「ラリーモンテカルロは昨年、ロケーションが変わってモナコに近くなり、以前よりも雪や氷が少なくなった。今年がどうなるかは分からないが、昨年と同じような感じなら、まったく新しいマシンを学ばなくてはならない自分たちにとっては、状況はよりシンプルになる」とラッピ。
「木曜日の夜はいつも緊張する。コンディションが凍っているかもしれない中で、スリックタイヤで夜に丘を上がっていくのは、最高の気分とは言えないからね! エキサイティングではあるが、少し怖くもある。それでも、かなり特別なものだし、翌日の朝は、少なくとも気持ちの上ではラクになっているはずだ。新しいチームでこの冒険を始めることにワクワクしている。ターマックで1日テストをしただけだが、始める前からあきらめたりせずに、心を大きく開いて行こうと思う。自分たちがいいペースを出せることには自信を持っている。いきなり最初のステージからではないかもしれないが、週末を通して上げていって、いい形でフィニッシュしたいね」

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WRCモンテでは過去3回、ポディウムに上がっているソルド。2022年はスポット参戦でありながら、トップ3フィニッシュを3回飾る安定感を見せた。
「ラリーモンテカルロは難しいイベントだが、今は拠点がモナコ周辺やフランス南部になったので、天気の面ではよくなるかもしれない」と語るソルドは、今季もサードカーをシェアしての参戦プログラムとなっている。
「コンディションの面では、いつも試練になる。通常は冷えていて、特に朝は凍っている可能性もある。そのため、1本のステージで様々なグリップレベルのターマックに直面するのでとても過酷だ。しかし、もう少し会期が近づいてから、天気がどうなるか、ステージがどのようになるかを理解しなくてはならない。いい形でシーズンを滑り出すことが重要だ。最初のイベントを迎える時はいつも、フル充電した状態だからね。全体的には自分はモンテカルロもそのステージもすごく好きなので、いいパフォーマンスを見せてポジティブなリザルトで一年を始めたい」

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