ダカール2023:ステージ3でナッサー・アル-アティヤが総合首位に浮上 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ダカール2023:ステージ3でナッサー・アル-アティヤが総合首位に浮上

©Florent Gooden / DPPI

ダカールラリー2023年大会は2023年1月3日は、アルラ〜ハイル間に447kmのステージが設定されたが、雨により終盤のルートを短縮。377kmでの争いとなったが、それでも順位には大きな変動が起きている。

大会連覇を目指すトヨタGRダカールハイラックスのナッサー・アル-アティヤは、ラリーリーダーのカルロス・サインツ(アウディRS Q e-tron E2)に2分以上の遅れをとってこの日をスタート。このステージもトップタイムをマークしたゲラン・シシェリ(プロドライブ・ハンター)に10分以上遅れてのタイムとなったが、それでも累積の総合順位では首位に浮上。15分近くのアドバンテージを握っている。

この日、ステージウインを獲得したシシェリは、昨年のラリーデュモロッコで、プロドライブが製作したハンター初のステージウインをマーク。ダカールでトップタイムをマークするのはこれが4度目だ。一方、前日に大きく遅れを獲ったチームメイトのセバスチャン・ローブは、序盤にサスペンションにトラブルを抱えたうえに2回のパンクを喫するなど、この日も憂き目に遭い、この日は32番手タイムが精いっぱいだった。

BRX / Gigi Soldano / DPPI

アル-アティヤのトップ浮上を許した要因は首位に立っていたサインツの不運で、このステージだけで1時間半近くの遅れを喫してしまった。しかし、チームメイトで過去14回のダカール優勝を誇るステファン・ペテランセルが、総合3番手に順位を上げている。
「自分にとっては、このステージのコンディションを走るのはOK。地面は濡れていたが、泥は終盤だけであまりなかった」とペテランセル。

A.S.O. / C.Lopez

Flavien Duhamel / Red Bull Content Pool

1月4日のステージ4は、ハイルのビバーク周辺をループする425kmが設定。100km以上に渡って砂丘が連続するほか、ナビゲーション面での落とし穴も点在する。

ダカール2023 暫定結果(ステージ3終了時点)
T1 Car Class
1 N.アル-アティヤ(トヨタGRダカールハイラックス) 12:20:33

2 Y.アル‐ラジ(トヨタ・ハイラックスオーバードライブ) +13:20
3 S.ペテランセル(アウディRS Q e-tron E2) +20:45
4 S.ビトセ(MDオプティマスECO4) +24:53
5 B.バラグワナス(センチュリーCR6-T) +26:16
6 M.セラドーリ(センチュリーCR6-T) +27:19
7 G.ドゥビリエ(トヨタGRダカールハイラックス) +32:08
8 C.サインツ(アウディRS Q e-tron E2) +33:11

28 S.ローブ(プロドライブ・ハンター) +1:35.49



日本勢では、チームランドクルーザー・トヨタオートボデーのトヨタ・ランドクルーザー300 GR SPORT勢は、1月1日の転倒でビバーク到着が遅れた三浦昂が2日のステージ2では復調し、4輪総合84番手/市販車部門1番手のタイムでフィニッシュ。累積順位は暫定で首位につけている。しかし、チームメイトのロナルド・バソはステージフィニッシュ手前14km地点でステアリングのトラブルに見舞われ、ストップ。ビバーク到着が遅れている。
三浦は「今日はバソ車とポジションを前後させながら一緒に走ってきたのですが、日が暮れたこともあり、彼らが終盤で止まっているのを確認出来ませんでした。昨日の転倒はショックでしたが、現地で助けてくれたトラックのクルーや徹夜で直してくれたチームのメカニックのおかげで再び走ることが出来ました。せっかくもらったチャンスを活かすべく、ベストな走りを続けたいと思います」と語っている。

A.S.O. / Frederic Le Floch / DPPI

日野チームスガワラは今大会、レーシング用ハイブリッドシステムを搭載した日野600シリーズで菅原照仁/望月裕司/染宮弘和組をトラック部門にエントリー。プロローグランでは燃料系トラブルにより遅れをとったが、ステージ1は部門10番手でフィニッシュ。2日のステージ2は、2回のパンクを喫しスペアタイヤがない状態で慎重な走行を強いられながらも部門12番手タイムで走り切り、トラック部門総合12番手につけている。
ステージ2を終えた菅原は「今日のステージに我々のトラックのスピードでは、パンクはある程度仕方ないと思います。スペアを使い切ったうえにパンクしているトラックも見られました。昨日今日とまずまず順調なペースで走れています。まだ本格的な砂丘が出てくる場面ではないので、ここで無理をせず、後半戦の難所に備えたいと考えています」と語っている。

A.S.O. / Frederic Le Floch / DPPI

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