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ダカール2023:ステージ13もセバスチャン・ローブが勝利、ナッサー・アル-アティヤは連覇まで残り1ステージ

©BRX / Florent Gooden / DPPI

ダカールラリー2023年大会は1月14日、シャイバ〜アル・ホフフ間に設定されたステージ13・153kmの走行が行われた。2023年のダカールも、これでダマーンのフィニッシュラインまで残すところ1ステージとなった。

ステージ13でもトップタイムをマークしたのは、バーレーン・レイド・エクストリーム(BRX)のセバスチャン・ローブ(プロドライブ・ハンター)。これで6本連続、休息日の後はすべてのステージを制したことになる。目指していた初優勝の達成は厳しくなったが、総合2番手の座は固め、ステージウインを並べたことで世界ラリーレイド選手権のポイントも重ねている。
「2位の座を固めたかった。選手権ポイントも重要なので、砂丘では視界が悪くてジャンプが大変だったがプッシュした」とローブ。

トヨタ・ガズーレーシング・ダカールチームのナッサー・アル-アティヤ(トヨタGRダカールハイラックス)はステージ3から首位に立ち、以降は一度もその座を譲っていない。後半戦は、序盤で遅れを喫したローブが猛追しているが、アル-アティヤもこの日はセカンドベストタイムをマークしており、両者のギャップはこの日を終えて1時間21分。明日、ダマーンのフィニッシュでのダカール連覇はほぼ手中に収めた格好だ。
「選手権争いでは、セバスチャンと争うためにポイントを獲得する必要があるので今日のような走りをすることが重要だが、自分にとって本当に大切なのはダカールで勝つこと。自分たちにとって最高のレースになっているし、明日は勝利を持ち帰らなくてはならない」とアル-アティヤは連覇に向けて自信を見せた。

A.S.O. / H.Cabilla

ローブの猛追に総合2番手の座を許したブラジルのルーカス・モラエス(トヨタ・ハイラックス)も4番手に50分以上の差をつけており、明日、136kmのステージをミスなく走り切れば、初参戦のダカールでポディウムフィニッシュという素晴らしいリザルトを収めることができる。アル-アティヤとローブも初参戦のダカールをトップ10でフィニッシュしているが、いずれもポディウムには届いていない。
「今日は上るのが難しい砂丘があったが、すべて乗り越えることができた。日差しの関係で視界が悪かったが、ティモ(ゴチャルク、コ・ドライバー)がいい仕事をしてくれた。まだポディウム圏内を守っている」とモラエス。

Marcelo Maragni / Red Bull Content Pool

1月15日はいよいよ、ダカールラリー2023年大会の最終日。ステージ14は、アル・ホフフからアラビアとバーレーンの国境に近いダマーンの間に、アラビア湾の沿岸を走る136kmが設定され、その後にはシーフロントでのポディウムが待っている。

ダカール2023 暫定結果(ステージ13終了時点)
T1 Car Class
1 N.アル-アティヤ(トヨタGRダカールハイラックス) 43:48:10

2 S.ローブ(プロドライブ・ハンター) +1:21:42

3 L.モラエス(トヨタ・ハイラックスオーバードライブ) +1:35:50
4 G.ド・ヴィリエール(トヨタGRダカールハイラックス) +2:30:44
5 H.ラテガン(トヨタGRダカールハイラックス) +2:38:20
6 M.プロコップ(フォード・ラプターRSクロスカントリー) +3:39:13
7 J.C.ヤコピーニ(トヨタ・ハイラックス) +4:25:42
8 W.ハン(SMG HW2021) +4:26:01


日本勢は1月13日のステージ12、チームランドクルーザー・トヨタオートボデーが走らせる2台のトヨタ・ランドクルーザー300 GR SPORTが、マラソンステージの後半に挑んだ。三浦昂はこの日を慎重に走り切り、4輪部門総合113番手・市販車部門トップのタイムでステージをフィニッシュ。ロナルド・バソは途中ステアリングトラブルに見舞われ、パワーステアリングが効かないまま砂丘を100km走行することを強いられたが、総合117番手/部門2番手のタイムで走り切った。累積順位ではバソが総合97番手/部門首位、三浦が同113番手/2番手と部門1‐2フィニッシュを守って大会の難所を乗り切った。
三浦は「今日はマラソンの1日目よりさらに難しい砂丘でした。タイヤ空気圧を落とせるだけ落とし、それでも登るのが大変。ペルーの砂丘を思い出しました。今日はトラックに接触されるアクシデントもありましたが、大したことはなくて良かったです」とコメントを寄せた。

ハイブリッドシステムを搭載した日野600シリーズで参戦している日野チームスガワラの菅原照仁/染宮弘和/望月裕司組はこの日、得意の砂丘を快走。トラック部門総合10番手の好タイムをマークし、累積順位でも10番手を維持した。
菅原は「今回の砂丘は今までにない難しさ。登るのも大変ですが、越えたあと急に落ちていたり、リスクの高いステージでした。エンジンは冷却水を足す頻度が高まりましたが、走りへの影響は感じませんでした」と語っている。



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