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Mスポーツは改良型フィエスタRS WRCをメキシコに投入

 

今季のWRC初の本格グラベルラリーとなるラリーメキシコ。標高の高さと50度にも達する車内温度、高速グラベルと試練が重なる特徴の強いイベントだ。空気量が少なくパワーが落ちる状況の中では、ミスのない走りが上位フィニッシュへの絶対条件となる。

このメキシコ戦に、Mスポーツは、最新型の改良版フォード・フィエスタRS WRCを投入するべく準備を進めている。

昨年初めてメキシコに参戦したエルフィン・エバンスは、フィエスタRS WRCでの参戦わずか4戦目だったにも関わらず、自身最上位となる総合4位に食い込んでいる。

「メキシコにはいい思い出が残っている」とエバンス。

「去年のリザルトは、自分でも少し驚いた。トリッキーなイベントで、トラブルに見舞われるドライバーが多かった中で、僕たちはうまく対処できた。トラブルを避け切ることがとても重要なイベントだ。ドライのグラベルは去年の9月以来だから、最初は少し感覚が鈍ってしまう。今週は2日間たっぷり使ってテストができたので、うまくカンを取り戻せたよ」

一方、路面を問わない速さを誇るタナックはフィエスタR5で挑んだ昨年、開幕ステージでセカンドベストタイムを刻んでいる。

「グラベルを走るのを楽しみにしているし、メキシコは素晴らしいイベントだ」とタナック。「テストでは、かなり速い段階で速さをつかむことができた。間が長く空いた後にグラベルに戻るのは、いつも妙な感覚になるが、手応えをつかんでいる。暑さや高地にも早く慣れるようにしているが、これがいつも難しい。毎晩サウナに入っているが、まったく同じではないので、慣れるために通常よりも早くメキシコ入りする」



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