ヒョンデ、タイトル奪還を狙う2023年はブリーンとラッピをフル活用 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ヒョンデ、タイトル奪還を狙う2023年はブリーンとラッピをフル活用

©Hyundai Motorsport GmbH

ヒョンデは、マニュファクチャラーズタイトル奪還を目指す2023年、ライバルのトヨタ、Mスポーツ・フォードからリクルートしたドライバーズラインナップのポテンシャルを最大限に引き出すことを計画している。

ヒョンデは2020年にマニュファクチャラーズタイトルを獲得したが、2021年は信頼性の面で苦戦し、ハイブリッドの新規定ラリー1マシンが導入された今季は開発の面で出遅れを喫した。

しかし、チーム副代表のジュリアン・モンセは、Mスポーツ・フォードからクレイグ・ブリーンと再契約し、世界チャンピオンであるトヨタからエサペッカ・ラッピを獲得することで、2023年の目標達成に貢献できると考えている。

「ふたりはギヤレシオなどの比較を行うことができるし、ハイブリッド戦略についても興味深いことになるかもしれない。我々が同じような方法で行っているのかを理解することにも役立つ」とモンセ。
「でも、もちろん、今年ドライブしたマシンのすべてを彼らが知っているわけではない。彼らがマシンに乗ってどんな意見が出るのか、とても興味深い」

モンセは、ブリーンが2021年にヒョンデのワークスチームから5戦に参戦して3回表彰台に上がった時の見事な勢いを取り戻すことに尽力するとも明かしている。

「今年、クレイグは厳しい1年を過ごした」とモンセ。
「でも、きっと適切な方法で彼の勢いを戻せると思う。彼は優れたチームプレーヤーだ」

ブリーンは「これまで準優勝を含め、記憶に残る結果を一緒に残してきたチームなので、さらに一歩前進できることを期待している。今シーズン、チームの進歩興味深く見守ってきたが、その勢いを感じることができた。ヒョンデのようなマニュファクチャラーチームの支援を受けるのは特別なこと。来季、たくさん祝うことができると確信している」

ブリーンとラッピは先月、ドイツのアルゼナウにあるチームの拠点に出向き、ヒョンデのデザイナーを訪ねている。
(Graham Lister)

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