新型シュコダ・ファビアRSラリー2がドイツ国内で実戦デビュー、ドライバーはミケルセン – RALLYPLUS.NET ラリープラス

新型シュコダ・ファビアRSラリー2がドイツ国内で実戦デビュー、ドライバーはミケルセン

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シュコダ・モータースポーツは、新型ラリー2マシン、シュコダ・ファビアRSラリー2を、11月5日、ヨーロッパ・ラリートロフィー(ERT)の最終戦としてドイツ東部で開催されるラウジッツラリー(グラベル)で実戦デビューさせることを発表した。シュコダ・モータースポーツのサポートを受けてトクスポーツWRTがエントリーするWRC2参戦と同様の体制で、ドライバーはアンドレアス・ミケルセン、コ・ドライバーはトルステイン・エリクセンが務める。

ファビアRSラリー2は、何カ月にもわたってプライベートテストを重ね、7月にシュコダの拠点であるチェコのムラダーボレスラフで開催されたボヘミアラリー(ターマック)の0カーとして初めて公の場に登場した。この時もミケルセンがドライバーを務めている。

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ファビアRSラリー2は、ラリー2車両規定に沿って、1.6Lターボエンジン、5速シーケンシャルギヤボックス、電子制御システムを排除した4輪駆動を搭載している。シャシーはファビアの量産車モデルがベースとなっているが、エンジンはシュコダのRSシリーズに採用されているエンジンを使用。容量を1.6Lに縮小した4気筒のラリー仕様エンジンは、214kW(289PS)を発生する。

待望のファビアRSラリー2の実戦デビューでドライバーを務めるミケルセンは「自分にとって、まったく新しいラリー」と語る。
「動画で見る限りでは、かなり速そうなステージだ。場所によっては、特に2回目の走行の時には轍が深くなり、かなりラフになる。ファビアRSラリー2のデビュー戦は、まさに試練になりそうだ」

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ポーランドとの国境に近いボクスベルグを拠点とするラウジッツラリーは、中央ヨーロッパで最も過酷なグラベルラリーのひとつとして知られ、ステージのほとんどは褐炭の採掘場だった場所、あるいは現在も採掘が行われている場所の道路を使用する。11月5日の1デイで行われ、山場となる24kmのReichwaldeを含め、5本のステージを2回ずつ走行する全10SS、145.56kmが設定される。過去の開催では、元ドイツチャンピオンのマティアス・カッレとファビアン・クレイムが2回ずつ優勝を飾っている。



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