ERC最終戦スペイン:WRC併催イベントでボナートがシリーズ初優勝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ERC最終戦スペイン:WRC併催イベントでボナートがシリーズ初優勝

©@World / Red Bull Content Pool

ERC最終戦ラリーRACCカタルーニャ・コスタドウラダ(ターマック)は10月21〜22日、スペインのサロウで開催され、フランスのヨアン・ボナート(シトロエンC3ラリー2)がERC初優勝を飾った。

WRCラリースペインと併催する形となった今季のシリーズ最終戦。ERC部門は、金曜日、土曜日の2日間に設定された14SSで争われた。金曜日午前は、今季のドライバーズタイトルを決めている地元スペインのエフレン・ラレーナ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)がラリーをリードしたが、ボナートが一度波に乗ると、その後を止める者はいなかった。今年は、カナリアス、ローマでポディウムに上がっていたボナートは、キャンセルされた2本を除く全12SS中、7本でステージウインを奪取する強さを見せ、ラレーナに13.8秒差をつける圧巻の速さを見せてERC初優勝をマーク。ボナートは、8戦で戦われた今季のERC、7人目の勝者となった。さらに、今季後半しか参戦しなかったボナートだが、ここで大量ポイントを獲得したことにより選手権争いでも3位に浮上した。

「信じられないよ!」と叫びながら喜びを表したボナート。
「本当にハッピー。この勝利に感謝したい人がとてもたくさんいる。チームスタッフ、コ・ドライバー、ここでパーフェクトな動きをしてくれたタイヤを与えてくれたミシュラン。素晴らしいリザルトだ!」

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ラレーナは、母国ファンが見守る中でボナートのペースにくらいついたが、一方及ばず2位でのフィニッシュ。しかし、ラリー最長のEl Montmellでのパワーステージでは、ビッグプッシュをかけてベストタイムをマークし、ボーナスポイント最大の5を獲得した。

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チームMRFタイヤのチームメイトで同郷スペインのハビエ・パルドも3位でフィニッシュ。今季初めてポディウムに上がり、選手権争いでは2位に順位を上げてシーズンを終えた。

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ラリー2マシンで2度目のERC参戦のに挑んだマルティン・ラズロは堅実な走りで4位フィニッシュ。トップ4にシュコダ勢が3台食い込んだ。ERCジュニアチャンピオンのローレン・ペリエは、ERCオープンのアルベルト・モナーリをわずか1秒退けて5位に入った。

ERC最終戦スペイン 最終結果
1 Y.ボナート(シトロエンC3 ラリー2) 1:56:20.0
2 E.ラレーナ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +13.8
3 J.パルド(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +2:30.4
4 M.ラズロ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +4:18.5
5 L.ペリエ(オペル・コルサ) +6:06.7
6 A.モナーリ(スズキ・スイフト) +6:07.7



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