クレイグ・ブリーン、WRCラリージャパンのコ・ドライバー候補はジェームス・フルトン – RALLYPLUS.NET ラリープラス

クレイグ・ブリーン、WRCラリージャパンのコ・ドライバー候補はジェームス・フルトン

©M-SPORT

今季のWRCにMスポーツ・フォードから参戦しているクレイグ・ブリーン。コ・ドライバーのポール・ネイグルが第12戦ラリースペイン(10月20〜23日)を最後に引退することを発表したため、最終戦ラリージャパンでは新しいコ・ドライバーを迎えることになる。

現在44歳のネイグルは2012年に初めてブリーンとコンビを組んだ。この年の6月、タルガ・フローリオ・ラリーでクラッシュにより相棒のギャレス・ロバーツが亡くなった後、失意のブリーンを支えシーズンの活動をまっとうさせた。スーパー2000マシンで戦うSWRCタイトルを獲得した光景は、非常に感動的なものだった。

ブリーンとネイグルのコンビは2013年も続いたが、このシーズンのWRC最終2戦でネイグルが、フォルスクワーゲンのワークスドライバーとして参戦していたアンドレアス・ミケルセンと組むことになり、ブリーンと離れた。

ネイグルはその後、2009年にIRC参戦で組んでいたクリス・ミークとのコンビを再開し、2018年まで関係は続いたが、この年のラリーポルトガルでの大クラッシュを最後にシトロエンがミークを放出。ネイグルはその後、2000年はフルタイム参戦なしで過ごしていたが、再びブリーンから声がかかった。

そこからのブリーン/ネイグル組は、国内戦レベルのイベントで6勝を収めた後、ヒョンデに加入。WRCで4回、ERCで1回、ポディウムに上がった。今季はMスポーツ・フォードに移籍し、開幕戦のモンテカルロラリーでいきなり3位フィニッシュを飾ったが、その後はポディウムに上がったのは1回。前戦ラリーニュージーランドでも不運の連鎖が続き、首位争いの中でコースアウトを喫した。

2004年にWRC初参戦を飾ったネイグルは、これまでにWRC5勝、ポディウム18回をマークしている。

最終戦ラリージャパンでのブリーンのコ・ドライバーについては、公式にはまだ発表は行われていないが、WRC2に参戦しているジョシュ・マクリーンのコ・ドライバーで、同郷アイルランド出身の30歳、ジェームス・フルトンの名前が挙がっている。
(Graham Lister)



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