WRCスペイン:豊田章男社長「ジャパンでは王者の走りを見せてほしい」コメント全文 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCスペイン:豊田章男社長「ジャパンでは王者の走りを見せてほしい」コメント全文

©Toyota Gazoo Racing WRT

WRC第12戦ラリースペイン(ターマック)は、トヨタのセバスチャン・オジエ/バンジャマン・ベイヤが今季初優勝をマーク。TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamはさらに、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネンが3位、エルフィン・エバンス/スコット・マーティンが6位でフィニッシュ。トヨタは、2022年のWRCドライバーズ/コ・ドライバーズタイトル獲得を確定させた。TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next Generationから出場した勝田貴元/アーロン・ジョンストンは総合7位でフィニッシュした。

この結果を受け、チームーオーナーであるトヨタ自動車の豊田章男社長がコメントを発表した。

(以下チームリリース)


豊田 章男 (チームオーナー)
チームのみんな、マニュファクチャラーズチャンピオンおめでとう! 昨年同様にドライバーズ、コドライバーズ、マニュファクチャラーズの全てのタイトルを獲ってくれて本当に嬉しく思います。そして、なにより“GRヤリスがトリプルチャンピオンカーになったこと”が嬉しくて仕方がありません。みんなに心から感謝します!

チームタイトルを決めてくれたのはセブとベンジャミンでした。振り返れば、新しい規定のクルマで臨んだ初戦モンテカルロでポイントを獲ってくれたのもセブ。そして、最後にチャンピオンを決めてくれたのもセブ。本当に頼もしい存在です。ありがとう。カッレとヨンネは6回の優勝でチーム最大の功労者です。エルフィンとスコットは苦しいラリーもありました。ですが、苦しい中でも諦めずに走り切ってくれたポイントが貴重なものになっています。エサペッカとヤンネも悔しいラリーが多かったと思いますが、3度表彰台に上がりチームポイントを獲得してくれました。貴元とアーロン。二人はチームポイントには加わらない参戦ですが、君たちが得点圏内に入り続けてくれたことがチームチャンピオンを引き寄せてくれました。

4台のGR YARIS Rally1 HYBRID、10人のドライバー、それを支えた全てのスタッフ、パートナーの皆さま、そして応援しつづけてくれた全世界のファンの皆さま、みんなで獲った2022年のチャンピオンです。皆さん、本当にありがとうございました!

Toyota Gazoo Racing WRT

日本では多くのファンが3週間後のラリージャパンを待っています。チャンピオンに相応しい走りを日本の多くのファンに見てもらいたいと思います。チームのみんなは、そのために、今夜は大喜びをして、また明日から最終戦に向けた準備を、よろしくお願いします!

追伸 ヤリ-マティへ
先日のヒストリックラリーで、また“ドライバー ラトバラ”に戻っていましたね。その姿をSNSで見かけ「チーム代表の時よりドライバーの時の方が“良い笑顔”をするな…」と思っていました。しかし、今日は中継で“それ以上の良い笑顔”を見ることができました。代表としてプレッシャーも多かったと思いますが、温かいチームづくりをしてくれて、結果も残してくれていること、心から感謝しています。最終戦を終えたら、また一緒に走りましょう。“ドライバー ラトバラ”の笑顔にも会えることを楽しみにしています。明日からも健康第一!日本で待ってます!



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