WRCスペイン:セバスチャン・オジエ「ジャパンではチーム8勝目をマークしたい」デイ3コメント集  – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCスペイン:セバスチャン・オジエ「ジャパンではチーム8勝目をマークしたい」デイ3コメント集 

©Toyota Gazoo Racing WRT

WRCラリースペイン、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。チームのマニュファクチャラーズタイトルがかかるシーズン第12戦で、ラリー1マシンでの初勝利をマークしタイトル確定に導いたオジエ。チームのトリプルタイトルが決まった今、トヨタの母国ラリーとなるジャパンに向けての意欲を見せた。
(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1

■セバスチャン・オジエ/総合優勝(=)
パワーステージ順位:1位
「最高の気分。一番重要だったのは、チーム全体のためにマニュファクチャラーズタイトルを決めること。みんなは、シーズンを通して素晴らしい仕事をしてきたので、タイトルにふさわしい。自分個人としても、今年参戦したイベントで不運もあったので、優勝できて本当にうれしい。とても楽しめる週末だったし、マシンはドライビングがすごく楽しく、タイムにもつながった。ちょっと驚いた。ターマックでトップカテゴリーのマシンをドライブするのは本当に久しぶりでテストで1日乗っただけだったからね。金曜日の走行順はあまりよくなかったのに、ラリーの最初からすごく速く走れたのでよかった。バンジャマン(ベイヤ、コ・ドライバー)にとっては初めてのWRC優勝なので、そのこともとてもうれしい。カッレが6勝、自分が1勝を収めたので、ジャパンでは8度目の優勝を飾りたいね!」

■カッレ・ロバンペラ/総合3位(=)
パワーステージ順位:3位

Toyota Gazoo Racing WRT

「チームを心から祝福したいし、感謝したい。今年は、この新しいマシンを最強で最速、一番信頼性のあるものに作り上げることができるチームやスタッフの才能を存分に示してきたと思う。自分たちは、ただコクピットにいるだけでよかった。だから、みんなに感謝したい。自分たちも、できる限りのポイントをチームにもたらすという役目をしっかり果たすことができたと思うので、特にいいシーズンだった。今回の週末も自分的にはかなり良かった。自分のペースが首位争いについていけないようなら、それを賢明に見極めて少しでもいい結果を残すことが目標だった。セブは週末を通してブッチギリだった。すごく速くて、自分が全開でプッシュしても彼に競り合えたかどうかわからない。彼は間違いなく優勝にふさわしい走りをしたし、今回も2台がポディウムに上がることができてよかった」

■エルフィン・エバンス/総合6位(=)

Toyota Gazoo Racing WRT

「もちろん、チームがマニュファクチャラーズタイトルを決めたことにはとてもハッピー。今年は、新しいマシンの製作に大変な努力を費やしてきたし、素晴らしいシーズンになったので、チームのメンバーひとりひとりを心から讚えたい。自分にとってはベストの週末ではなかった。ラリーのほとんどでペースをつかむことに苦戦していたので、今後に向けて取り組まなくてはならない課題だ。週末を通して、調査した部分もあったし、セッティングやドライビングスタイルを変えたりして改善を試みた。正しい方向に向けてステップを踏めたと願いたいし、ジャパンに向けて、どの作業を行うかのアイディアも出ている」

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20 Nラリー1

■ティエリー・ヌービル/総合2位(=)
パワーステージ順位:2位

Hyundai Motorsport GmbH

「2位は自分たちにはいいリザルト。チャレンジングなイベントだったし、激しい戦いだった。どうにか、終盤に向けて速さを出し始めることができたし、より楽しめるようになった。金曜日はトリッキーなコンディションで、少しパフォーマンスが足りなかった。残念ながら、序盤ですでに優勝を争うチャンスがなくなってしまった。今回もポディウムリザルトをチームに貢献できてうれしい。ジャパンを楽しみにしている。どんな展開になるのか予想できないが、スペインで学んだことを活かして戦えることを期待している」

■オィット・タナック/総合4位(=)
パワーステージ順位:4位

Hyundai Motorsport GmbH

「長い週末だった。初日はハイブリッドのトラブルが出たが、それ以外はかなりスムーズな走りができた。パフォーマンス面では少し不足していたし、マシンのバランスをつかむことも、それを調整することもできなかった。スペインはチャレンジングなラリーで、ほとんどサーキットコースのような感じなので、マシンのパフォーマンスが頼みだし、いいバランスやフィーリングを得るためには重要な要素だ。高速でスムーズ、リズミカルなステージだからね。それでも、無事にラリーをフィニッシュしてポイントを獲得し、有益なデータもたくさん得られた。ジャパンはみんなにとって新しいラリーなので、現地に着いてから様子をつかまなくてはならない」

■ダニ・ソルド/総合5位(=)

Hyundai Motorsport GmbH

「全力を尽くした。初日は上位に対してタイムをロスしたが、ラリーが進むにつれて自信を得られた。パワーステージではハードにプッシュした。マシンは、終盤に向けてオーバーステアになり、ラインをキープするのが難しかった。でも、とても楽しかった。また母国のラリーに参戦する機会と、このようなマシンを与えてくれたチームに感謝している。たくさんのファンが集まって、みんなの応援を感じられたのは素晴らしい気分だった。ポディウムに上がれなかったことは残念だが、ファンのみんなと一緒に週末を過ごすことができてハッピーでもあった」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■アドリアン・フルモー/総合8位(↑)

M-SPORT

「本当にハッピー。マシンは週末を通して素晴らしかったし、自分たちのペースも、ラリースタートの時のプレッシャーを考えればかなり興味深いものだった。ここのステージを満喫できたし、戦線に復帰できてよかった」

■クレイグ・ブリーン/総合9位(↓)
ポール・ネイグル(コ・ドライバー、今戦でWRCを引退)

M-SPORT

「少し感極まっている。信じられないような旅だった。若い時にラリーを初めて、夢を追い続けた。WRCで5勝し、親子のようにたくさんの思い出を作って引退を迎えられた。この相棒(ブリーン)は、自分にとって兄弟のようなもの。本当にたくさんの成功を経験させてくれた。クリス・ミークについても触れたい。彼らがいなければ、今の自分はなかった。本当にありがとう。そして、この週末を一緒に過ごしてくれた、ファンのみなさんにも感謝しています」

■ガス・グリーンスミス/SS19フィニッシュ後にラリーリタイア
「自分たちにとってはいい週末にはならなかったが、そんな時もある。最終日にまた走ることができてとにかくうれしかった。ジャパンは新しい冒険になるので、楽しみたいね」



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