WRCアクロポリス:カッレ・ロバンペラ「ここでタイトルが決まるのは考えにくい」イベント前記者会見 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCアクロポリス:カッレ・ロバンペラ「ここでタイトルが決まるのは考えにくい」イベント前記者会見

©TOYOTA

WRCアクロポリス・ラリーギリシャ、シェイクダウン後に行われたイベント前カンファレンスの内容(抜粋)。前戦ベルギーに続いて初タイトル確定のチャンスを握っている選手権リーダーのカッレ・ロバンペラ。初参戦で優勝を飾った昨年のアクロポリスとは一転、初日は先頭スタートであることに加え、シェイクダウンまでペースをつかみ切れていない状況に現実的な展望を語った。

●WRCプレイベントカンファレンス出席者
カッレ・ロバンペラ=KR(トヨタ・ガズーレーシングWRT)
ダニ・ソルド=DS(ヒョンデ・シェル・モビスWRT)
セバスチャン・ローブ=SL(Mスポーツ・フォードWRT)

Q:カッレ、去年は初参戦のこのイベントで大勝利を挙げた。ギリシャでの2度目の勝利に向けてどれくらい自信があるか
KR:昨年は自分的にはかなり良かった。どうだろう、今年はもう少し難しくなっているようだ。特に砂利掃除をしなくてはならないからね。シェイクダウンでの様子から見れば、このマシンでの自分たちのペースも最速ではないかもしれない。

Q:昨年のギリシャは絶好調だったが、前戦のベルギーはそうではなかった。実際には何が起きたのか、あのクラッシュから学べたことは何か。引きずっている問題はあるか
KR:ベルギーは初日にリタイアをしてしまってうまくいかなかった。常に挑んでいるので、ミスからも学んだ。前回はターマックだったが今回はグラベルなので、もっといい週末になってポイントを獲りたいね。

Q:レッキ、もちろん今朝のシェイクダウンでも、今週末に直面するコンディションの感触を得られたと思うが、今回、一番の試練となるのはなんだと考えているか
KR:金曜日は一番ルーズなステージで、ルーズグラベルがたくさんある。間違いなくラクにはいかないし、マシンにもタイヤにも長い1日になる。サービスがないので、本当にタフな日だ。走行順がトップで、最終サービスにトラブルなく戻ってくるだけで、大仕事だよ。

Q:金曜日にスタート順トップなのは、もう6回目だ
KR:もちろん、最適な順番ではない。土曜日と日曜日のステージはどれも、先頭走行としては条件が金曜日よりもいい。でもそんなものだと思って、自分たちのベストを尽くすしかない。

Q:走行順が早いので日差しも低くなるかもしれないが、どれくらい懸念しているか? どのように対応するのか
KR:シェイクダウンの時にも、視界がなくなったり悪かった場所があったので、対応できると思っているよ。

Q:このギリシャでオィット・タナックよりも19ポイント多く獲得すればタイトルが決まる可能性が出ているが、もちろん簡単な条件ではない。この見込みについてどれだけ考えているか。オィットはここ2戦で連勝しているが、それは脅威に感じているか
KR:このイベントでそれが実現するのは考えにくい。オィットはここ数戦でいいペースを見せているし、ここでもそうなりそうだ。テストを終えた段階で自分はあまり自信がなかったし、シェイクダウンもそれほどよくはなかったので、今回はあまりペースが上がらないかもしれないことを示している。今回は挽回を狙うよ。

Q:ダニ、今季はここまで2戦に参戦して、いずれもポディウムに上がっている。今回、3回連続で表彰台に上がるチャンスはあるか
DS:もちろん、今回は少なくともポディウムに上がりたいし、自分にもマニュファクチャラーにとってもいいラリーをしたい。優勝争いをしたいし、できればポディウムに上がりたいね。

Hyundai Motorsport GmbH

Q:アクロポリスのようなグラベルラリーでは、走行順は常に鍵となる要素だ。ドライのままだという前提で、走行順が遅いことのアドバンテージとディスアドバンテージを説明してもらえるか
DS:後方からスタートするのはアドバンテージになる。砂利掃除の影響はかなり大きいが、道の上に石が掻き出されることもある。ほかのマシンが道に掻き出した石で不運に見舞われかねないような場所もある。でも基本的には、スタート順が遅い方が有利だ。

Q:ダストは問題にはならないか
DS:シェイクダウンで見たように、難しくなることもあるだろう。金曜日の朝は、前方に日差しがあって風がなければ、厳しくなることもあるかもしれない。

Q:前回参戦のサルディニアから、95日たっている。その間、どのように過ごしていたか。ベルギーのレッキに参戦したことは、今回のプリペアにどれくらい役に立ったか
DS:休暇はよかったよ! チームと作業したり、別の場所でラリーレイドに参戦したり、今回のラリーの準備をしたり。いろいろなことをチョコチョコやっていた。

Q:ラリーレイドに興味は持てそうか
DS:次にやることの選択肢にはなるね。みんな、ラリーからラリーレイドに移っているようだし。自分も(セバスチャン)ローブの後に続こうかな!

Q:今季はオリバー・ソルベルグとのシェア参戦だ。スポット参戦のプログラムは自分に合っているのか、それとも2023年はもっと参戦を増やしたいと思っているか。来季に関しての話し合いや、予定はどうなっているか
DS:まだ何も分からない。もしかしたら、ラリーを何戦かとか、ラリーレイドを何戦か、もしかしたらローブと一緒にダカールに出るかもしれないしね! 分からない。もっとラリーに出たいが、何も明確にはなっていない。

Q:必ず出たいと思っているラリーはあるか
DS:どうだろうね。その話はしていないよ。これからだね。

Q:セバスチャン、WRC80勝のうち、3回はギリシャでのものだ。自分のお気に入りのラリーの中でアクロポリスは何位くらいか。過去と比べて、今年のルートについてどう考えるか
SL:いつも楽しんできたラリーだ。ここに来るのが好きだし、とてもいい場所でステージも面白い。過去に3回勝っているが、一番勝っているイベントではない。パンクのリスクがあるので複雑なラリーだが、いつも楽しんでいるし、だからこそ参戦すると決めた。今は、前とはステージは少し変わっていて、過去に自分が走ったことがあるのは2本だけだ。少しずついろいろな要素が混ざっている。高速、低速、ラフ、ステージはいいので、リズムをつかみたいね。

M-SPORT

Q:前回、アテネのオリンピックスタジアムでWRCの走行が行われたのは2006年だった。その時のことをどれくらい覚えているか。サービスに戻るまで、シトロエンは4輪ではなかった
SL:もちろん覚えている。1本パンクしたまま、かなりの距離を走った。サービスに着いた時には何も残っていなかった。ウィッシュボーンもブレーキも。3輪でサービスまで走り続けなくてはならなかった。当時はムースタイヤだったが、すでにパンクを4回していた。あんな風に走っていたから、ほかのタイヤもダメになってしまった。スペアタイヤに交換して、最終的には左のタイヤも失い、右は大丈夫だったが左はタイヤがなかった。マシンはどんどん低くなっていったよ。その状態でフィニッシュしたが、マシンから出火しそうにもなっていた。サンプガードは真っ赤になっていて、タンクもその目前だった。最終的に2位でフィニッシュしたから、そう悪くはなかったけどね!

Q:開幕戦のモンテカルロでは見事な勝利を挙げ、クレイグ(ブリーン)もサルディニアでポディウムに上がったが、それ以外ではMスポーツ・フォードとしてはかなり厳しいシーズンになっている。今回、チームからは何を期待されているか。好リザルトを収めることへのプレッシャーはどれくらい感じているか
SL:もちろん、チームは自分に好リザルトを期待しているし、自分もいいリズムをつかんで上位争いをしたい。ここにいるすべてのドライバーと同じようにね。もちろん、ベストを尽くす。このラリーに向けてできる限りの準備を整えてきた。シェイクダウンでのフィーリングはよかった。小さな問題はあったが、解決できたと思う。余計なプレッシャーは負わないようにして、できる限りいい順位でフィニッシュしたい。トラブルやミスを避けてクリーンなラリーをする、それが目標だ。

Q:チームメイトのクレイグ・ブリーンは、ここのところ厳しい展開が続いている。クレイグのように、ここ何戦かでポテンシャルはありながら結果につなげられないドライバーに向けて、9連覇王者からアドバイスはあるか
SL:何といったらいいか、分からないね。どのラリーもそれぞれの一戦だ。最も大切なのは、過去に起きたことを考えずにベストを尽くすことだ。

Q:今季、君がWRCに参戦している姿を見るのは素晴らしいことだ。2023年のプランは。フル参戦に関しての話し合いはしているか。自分自身はそのことを検討しているか
SL:ダニの答えと同じ。もしかしたらラリー何戦かと、ダカール。明確な提案はないんだ。もちろん、自分はWRCを楽しんでいるので、何戦かに参戦するっていうのはいいよね。フルシーズンを戦う計画はないが、現状は何かを語れる状況にない。クロスカントリーに関しても話し合いをしているが、それももちろん選択肢だ。

Q:つまり、フル参戦はない、ということか
SL:Yes。



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