WRCアクロポリス:オープニングのスーパーSSはヒョンデのティエリー・ヌービルがトップ。勝田は18番手 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCアクロポリス:オープニングのスーパーSSはヒョンデのティエリー・ヌービルがトップ。勝田は18番手

©HYUNDAI

2022年シーズンWRC第10戦アクロポリス・ラリーギリシャは、9月8日(木)にラリーのオープニングとなるSS1が行われ、ヒョンデのティエリー・ヌービルがベストタイムをマークして首位に立った。WRC2 Openに参戦するヒョンデのテーム・スニネンが、ラリー1勢に割って入る2番手タイムを記録。3番手にはダニ・ソルド、4番手にオィット・タナックと、ヒョンデ勢がトップ4を独占している。

アクロポリスラリーは、2007年以来となる「アテネ・オリンピック・スタジアム」で行われるスーパーSSを復活させた。木曜日午後にラミア近郊のグラベルステージでシェイクダウンを走行したクルーは、約200km南東にある首都アテネへと移動。1.95kmの「SS1 EKO Olympic Stadium」を走行した。

スタジアム内に設置された舗装ステージを舞台に、2台同時走行で行われたスーパーSSには大観衆が集まり、トップドライバー同士のスクラッチバトルを堪能。短いステージのためラリー2/R5勢が上位に進出するなか、久々のアクロポリス登場となったセバスチャン・ローブは6番手タイムを記録。トヨタ勢はカッレ・ロバンペラが8番手、エサペッカ・ラッピが10番手、エルフィン・エバンスが11番手につけた。また、慎重なスタートを切った勝田貴元は3.5秒差の18番手で走り切っている。

幸先の良いスタートとなったヌービルは、「最高に素晴らしい大観衆と雰囲気だったね。これこそがラリーの本来あるべき姿だと思ったよ。このような場を設けてくれた主催者、そして今日来てくれた観客の皆さんに感謝したいね。こうやってWRCにも大観衆を集めることができると証明できたし、他のイベントももっと頑張る必要があると実感したよ」と、興奮気味に語っている。

競技2日目はSS2〜SS7の6SS、SS走行距離は108.61km。オープニングのSS2は日本時間9月9日の13時53分にスタートする。

WRCアクロポリス SS1暫定結果
1. T.ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1) 1:58.4
2. T.スニネン(ヒョンデi20 Nラリー2) +0.1
3. D.ソルド(ヒョンデi20 Nラリー1) +1.0
4. O.タナック(ヒョンデi20 Nラリー1) +1.1
5. E.リンドホルム(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +1.2
6. G.ギル(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +1.3
7. S.ローブ(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +1.3
8. K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +1.5
9. G.リンナマエ(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5) +1.6
10. E.ラッピ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +1.8
11. C.ブリーン(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +1.8
12. C.イングラム(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +1.8
18. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) +3.5



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