WRCサルディニア:WRC2はニコライ・グリアジンが優勝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCサルディニア:WRC2はニコライ・グリアジンが優勝

©SKODA AUTO

WRC第5戦ラリーイタリア・サルディニア(グラベル)、WRC2部門はシュコダ・ファビア・ラリー2 Evoのニコライ・グリアジンが優勝を飾った。

序盤は、昨年王者のアンドレアス・ミケルセン(ファビア・ラリー2 Evo)がリードしていたが、土曜日午前最後のステージでエンジントラブルに見舞われてリタイア。これで首位に浮上したグリアジンは、この日を終えるまでに2番手のヤン・ソランス(シトロエンC3ラリー2)に対し44.9秒のギャップを築いた。

これで余裕のできたグリアジンは、最終日の4SSはミスなく走ることに専念。この日をトラブルフリーで走り切り、最終的にソランスとの差を28.0秒とコントロールして選手権トップフィニッシュを果たし、総合順位でも8位に食い込んだ。

ソランスも、後方で激しい3番手争いが展開される中で5.1秒のマージンを守り切り、WRC2での自己ベストとなる2位でのフィニッシュを果たした。

WRC PROMOTER

3位を争うクリス・イングラム(ファビア・ラリー2 Evo)とラリー序盤で2度のパンクに見舞われたヤリ・フッツネン(フォード・フィエスタ・ラリー2 MkII)は、土曜日を終えた時点でわずか2.3秒となっていた。まず仕掛けたのはフッツネンで、この日最初のSS18で部門トップタイムをたたき出すと、続くサッサリ‐アルジェンティエラ1回目の走行でも3番手タイムをマークしてイングラムを先行。最終的にその差を5.8秒に広げてポディウムフィニッシュを果たした。

M-SPORT

イングラムは4位フィニッシュ。5位には、昨年のジュニアWRCチャンピオンで、このサルディニアでWRC2デビューを果たしたサミ・パヤリ(ファビア・ラリー2 Evo)が入った。

WRC2マスターズ部門には、元WRCワークスドライバーのフレディ・ロイクス(ファビア・ラリー2 Evo)が参戦し、ジョルダン・セルデリディス(ファビア・ラリー2 Evo)に40.6秒差をつけて部門優勝を飾っている。

SKODA AUTO

WRCサルディニア WRC2部門最終結果
1 N.グリアジン(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) 3:18:36.8
2 J.ソランス(シトロエンC3ラリー2) +28.0
3 J.フッツネン(フォード・フィエスタ・ラリー2 MkII) +33.1
4 C.イングラム (シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +38.9
5 S.パヤリ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +1:38.5
6 E.ピエタリネン(フォルクスワーゲン・ポロGTIラリー2) +2:36.8
7 E.フェルナンデス(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +3:25.1
8 M.マルチェク(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +5:27.0



ラリプラメンバーズ2024募集中!!