WRCクロアチア:ロバンペラ「金曜日のタイヤチョイスは難しくなる」イベント前記者会見 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCクロアチア:ロバンペラ「金曜日のタイヤチョイスは難しくなる」イベント前記者会見

©Toyota Gazoo Racing WRT

WRCクロアチアのシェイクダウン終了後に行われたイベント前カンファレンスの内容(抜粋)。選手権リーダーとして今大会を迎えるトヨタのカッレ・ロバンペラは、初開催の昨年はSS1でリタイアしたためにステージの経験がほとんどないうえ、雨の予報が出ている金曜日はタイヤチョイスも難しくなることに懸念を見せた。

●WRCプレイベントカンファレンス出席者
カッレ・ロバンペラ=KR(トヨタ・ガズーレーシングWRT)
オィット・タナック=OT(ヒョンデ・シェル・モビスWRT)
ガス・グリーンスミス=GG(Mスポーツ・フォードWRT)
ピエール‐ルイ・ルーベ=PL(Mスポーツ・フォードWRT)

Q:カッレ、選手権リーダーとしてクロアチアラリーを迎える。昨年は早い段階でリタイアしてしまい、このイベントの経験を思うように積むことができなかった。今回は、昨年以上に経験を積むことができるか。争いへの準備はできているか
KR:もちろん、感触はいいよ。(前戦から)いいブレイクになったし、すこし休暇も取れた。昨年以上に準備が整っていることを願いたいね。

Q:ステージの経験があまりないことは不利になると思うか
KR:そうだと思うね。ほとんどのステージが昨年と同じだしライバルはみんなそこを走っているが、自分はほとんど走っていない。だから、かなりのビッグチャレンジになると思う。昨年からのコメントを聞く限り、グリップ変化が大きくスリッパリーな場所も多いようだし、ライバルは自分よりも理解が深いことは間違いない。

Q:先日はチームでのテストに加え、ピレリの開発テストにも参加した。これらのテストから何を学んだか
KR:ほかのタイヤをテストできたこともよかった。今回、ここで使っているものと同じではなかったからクロアチア向けのテストにはならなかったが、この段階でとにかく走れて、いつもと違うテストができたことはよかった。

Q:金曜日は雨の予報が出ているが、ウエットタイヤを使うことになると思うか
KR:何を使うかまだ決まっていないが、かなりトリッキーな天気になりそうなので、適切なタイヤを選ぶのはかなり難しくなると思う。

Q:オィット、昨年のこのイベントでは4位フィニッシュといい戦績を残した。昨年のクロアチアでの思い出は。ステージをどう思ったか
OT:ターマックとしてはとてもいい性格だ。これまでたくさんのターマックラリーを走ってきたが、最も豪快なのはコルシカとカタルーニャ。クロアチアは少しラリーフィンランドに似ている。アップダウンがあり、クレストやジャンプも多い。かなり独特だ。舗装の素材もこれまで走ってきたターマックラリーとはかなり違い、まずグリップが非常に変化しやすいし、次に全般的に低く、場所によってはものすごく低い。これだけのことに備えるのは、かなりのビッグチャレンジだ。

Hyundai Motorsport GmbH

Q:明日はどれくらいインカットが出るか、雨になった場合、道はどれくらい汚れるか
OT:すごく汚れる可能性は高い。それでもステージは林道が多いので、カットも多い。程度の差はあっても、ほとんどのコーナーでカットしていくね。

Q:シーズンの滑り出しは厳しい内容になったが、今回、高ポイントを獲得しなくてはならないというプレッシャーは感じるか
OT:プレッシャーについてはどう話していいか分からないが、ここ2シーズンくらいは厳しい内容が続いているし、今年は新しい世代のマシンで仕切り直しとなったので、トリッキーになっている。これまでとは違ったことが起きているし、その中には自分たちが原因のものもある。少し厳しい状況になっているが、いずれにしても先はまだ長いし、いろいろなことが起こり得るので、とにかくできることを挑み続けて結果を待つだけだ。

Q:ガス、ハイブリッドマシンで2戦を終えたが、ここまでのフィーリングは。この新しいかたちでの戦いには完全に順応したか
GG:そうだね、どのように機能するのか理解はしている。スウェーデンではオィットが不運に見舞われたし、自分は2戦ともハイブリッド系のトラブルを抱えた。結果的にそれで終わってしまう場合もあるし、大きな問題を引き起こす場合もあるが、順調に機能していればドライブするのはとても楽しいよ。

M-SPORT

Q:モンテでは自身初のステージウインをマークしており、ターマック路面は得意のようだ。オィットはフィンランドのようなステージだと言っていたが、君にとっては絶好の組み合わせになるのでは
GG:そうだね、クロアチアはとても楽しめる。ステージはドライブするのに最高だが、この週末の決め手になるのはコンディションだと思う。金曜日もウエットになるのは間違いないだろう。でも、土曜日がドライになっても、インカット部分の泥はウエットのままだと思うので、この日もトリッキーになる可能性がある。

Q:ハイブリッド戦略について話題が出たが、君はウエットになったらミスの許される余地はないかもしれないと語っていた。どういう意味なのか
GG:ハイブリッドを使っての走りは十分に速いが、ホイールスピンでロスしないように使うことが鍵になる。グリップレベルによるが、クロアチアはとても高い時もあれば、極端に低い時もある。

Q:この週末はどのような結果を期待しているか
GG:今回は走行順がいいので、路面の泥が少ないことを最大限に活かせばいいスタートができると思う。

Q:ピエール・ルイ、戦線復帰おめでとう! 2022年はチームもマシンも新しいが、まずプーマのフィーリングはどうか
PL:何よりも、しばらく参戦できなかったのでラリーに戻ることができてすごくハッピーだ。何度かテストをしたが、マシンのフィーリングはよかったしシェイクダウンもすべて順調に進んだので、ラリーでもいいフィーリングをつかみたい。

M-SPORT

Q:南ベルギーラリーでもコースカーとして参加した。この参戦で、マシンのフィーリングや理解は深まったか
PL:そうだね、もちろんとても重要な機会だった。このマシンでのテストを行うことはできなかったからね。このマシンを理解することは重要だったし、ベルギーではグリップが非常に高かったのでクロアチアとは少し違うが、マシンを理解できたことはいい腕慣らしになったよ。

Q:今回ドライブするマシンは、ローブがモンテカルロで優勝したマシンだ。レッキでも彼のマシンを使い、この週末はローブ担当のエンジニアが担当! ステージでも“ローブマジック”が起こるのでは
PL:もちろん、いい走りをしなくてはならない。このようなスタッフが自分を支えてくれるのは素晴らしいことだ。彼なら、あのようなマシンではカッ飛んだ走りをしているはずだから、自分も同じようにできることを期待しているよ。

Q:そしてコ・ドライバーにも、バンサンが復帰するんだよね
PL:そのとおり。自信をつかんで、彼のようないいコ・ドライバーに乗ってもらうことがとても重要だった。また彼が乗ってくれて、本当にうれしいよ。

Q:チームからは、戦略面ではどのように伝えられているのか
PL:0からスタートして、今シーズンの間に最大限まで自信を高め、昨年のようなミスをすることなくステップバイステップで自分のポテンシャルを示すことが重要になる。

記者席からの質問
Q:ライナー・クーン(モータースポーツ・アクツエル、ドイツ)
オィットへの質問。モンテカルロの後、君はマシンを開発していた。マシンの何を変更したのか、新しいパーツの公認を取ったのか

OT:この2カ月間、自分は家にいたし、何の公認も取っていないよ。どれも自分の手が及ぶものではない。ここまで、新たに公認を取ったものはない。モンテでは自分たちにはかなりたくさんのトラブルが発生した。最優先事項は信頼性を確保することであり、次のステップに進むのはそれからだ。

Q:マルコ・ジョルド(オートスプリント、イタリア)
シェイクダウンではいいペースを見せていたが、安定したアタックを見ることができそうか

OT:先ほども話題に出ていたように、まず天気が大きな鍵になるし、通常、このようにダーティなうえにウエットになると、かなりマディになる可能性がある。金曜日に首位に立つのは少しタフなチャレンジになるだろう。一番優先するのは、戦いに残ること。後のことはそれからだ。

Q:イボンナ・ヘメン(RTL TV、クロアチア)
カッレへの質問。今回、オジエとローブがいないことはアドバンテージになるか。昨年のクロアチアではあまり運がなかったが、今年は最大のアドバンテージを握っているのでは

KR:そうだね、金曜日に走行順が先頭なのがいいことであるのは間違いない。雨が降れば有利になるはずだ。そういう意味ではいいスタートが切れるはずだと思いたいし、ほかのみんなもハードにプッシュしてくるので、彼らよりも上に立ち続けられるように挑むよ。



ヘルメットのペイントはじめました!