絶好調のセバスチャン・ローブ、レースオブチャンピオンズでベッテルを破り優勝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

絶好調のセバスチャン・ローブ、レースオブチャンピオンズでベッテルを破り優勝

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2022年のレースオブチャンピオンズ(ROC)は2月6日、スウェーデン北部のピテ・ハブスバッドで個人戦が行われ、大雪の中を集まったファンを沸かせたWRC9連覇王者のセバスチャン・ローブが優勝。ローブにとっての4度目のトロフィーとなり、ディディエ・オリオールの持つ最多勝利記録タイに並んだ。

3ヒート制で行われたグランドファイナルでローブは、F1で4回タイトルを獲得しているセバスチャン・ベッテルを破り、モータースポーツ史上に残る名ドライバーたちを抑えてROC2022のタイトルを獲得した。

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ラリーモンテカルロでの衝撃的な優勝が記憶に新しいローブは、17人のスーパースターたちを圧倒するパフォーマンスを披露した。

前日にはネイションズカップが行われチームノルウェーが勝利を収めたが、この日は全ドライバーが個人戦に分かれ、2台同時走行のコースで一対一の対決に臨んだ。地域を襲った高波でコースが浸水した影響で前日のネイションズカップはコースの内側半分だけで行われたがこの日は、名物のクロスオーバーブリッジを含むフルサーキットでドライバーたちは力を発揮した。

午後には大雪に見舞われる中、レースはRX2eで使用されるフル電動のラリークロスカー、ポルシェ718ケイマンGT4クラブスポーツ、100%化石燃料を使用しないバイオ燃料で走るスーパーカーライト、オフロードのポラリスRZR PRO XPを使用。同じマシンを使っての対決で、名誉あるトロフィーをかけて争われた。

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史上初めて氷上で行われた今回のROC、セミファイナルには「Mr.ルマン」と呼ばれるトム・クリステンセンと、地元スウェーデン出身でDTMやラリークロスで活躍するマティアス・エクストロームがドライバーも進出。それぞれを制し、フランス出身とドイツ出身、ふたりのセバスチャンが対決したブリザードの中で行われたグランドファイナルでは、ローブとベッテルはいずれも限界までプッシュするスリリングなバトルを展開したが、ローブが3ヒートを制し、4度目のROC勝利を飾った。

「ROCに出るのは久しぶりだったので、47歳でもまだペースがあることが分かってうれしいよ!」とローブ。
「ダカールで2位、モンテカルロで優勝と今季は順調な滑り出しになっているが、ROCでも優勝できてさらに勢いづいた。スウェーデン勢やノルウェー勢のように雪に慣れたドライバーを相手に戦うのは簡単ではなかった。それにポルシェやバギー、ラリークロスマシンに対応するのもタフだろうとも思っていた。でも、ペター・ソルベルグとの対決を制してから走りに自信が出てきた。ファイナルではセブといいバトルができたし、自分のフィーリングもよかった。3ヒート目ではコントロールを完全に失ってしまったけれどね! でも、最終的に優勝できて、ROCの最多勝利記録でディディエに並べたのは素晴らしいことだよ」

「またこの難しい状況の中で見事に対応したフレデリック・ジョンソンとROCの主催者のことも讃えなくてはならない。練習コースでフィンランドにまで遠征したり、練習中に吹雪いたり、海面が上昇したりと、様々なトラブルに見舞われた。それでもみんながいい雰囲気を保ち、ポジティブな姿勢でストレスなく、うまく対応していたよ」

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