セバスチャン・ローブがMスポーツ・フォードからモンテカルロにエントリー、フルモーは初のフル参戦 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

セバスチャン・ローブがMスポーツ・フォードからモンテカルロにエントリー、フルモーは初のフル参戦

©M-SPORT

Mスポーツ・フォードは、ハイブリッドの新規定ラリー1マシン、フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1を導入するWRC初年、2022年の開幕戦となるラリーモンテカルロに参戦する追加ドライバーとして、アドリアン・フルモーとセバスチャン・ローブを発表した。フルモーは、すでに発表されていたクレイグ・ブリーン、ガス・グリーンスミスとともに、2022年のWRCにフル参戦する。

フルモーはわずか5年前にラリーキャリアをスタートしたばかりだが、2019年にWRCデビュー。Mスポーツ・フォード・フィエスタ・ラリー2で参戦したWRC2の初シーズンにはラリーモンテカルロで3位、ラリーGBでは2位とポディウムに2回上がった。2021年は クロアチアラリーにフォード・フィエスタWRCで参戦し、自己ベストの総合5位に食い込んだ。さらにサファリラリー・ケニアでは、初めてのWRCステージウインを4.1秒差をつけてマーク。シーズンを通して安定してコンペティティブなタイムをマークしており、次世代のフランス人WRCドライバーとしての期待を一身に背負っている。プーマ・ハイブリッド・ラリー1のテストプログラムにも深く関わっているフルモーは、最上の環境で初のWRCフル参戦シーズンを迎える。

一方、モンテカルロでは、憶測どおりWRC9連覇王者のローブがMスポーツ・フォードから参戦。フランスのレジェンドドライバーは、自身が過去7勝を挙げているモンテカルロで新規定のプーマ・ハイブリッド・ラリー1をドライブする。これまで数々のWRCでの記録を塗り替えてきたローブは、最後にWRCタイトルを獲得した以降も様々なカテゴリーのモータースポーツで成功を収めている。今回のモンテカルロでは、コ・ドライバーとして長年ローブのグラベルクルーを務めてきたイザベル・ガルミッシュを迎える。

Mスポーツのマネージングディレクター、マルコム・ウィルソンは「モンテカルロのドライバーズラインナップを全員発表することができて、本当にうれしく思う」とコメント。
「このような強力なラインナップで新しいWRC規定のシーズンを滑り出すことを非常に誇らしく思うし、彼らが新しいプーマ・ラリー1に対して抱いている信頼を示すものだ。アドリアンに我々のチームからフル参戦の機会を与えることも、非常に誇りに思っている。Mスポーツは若手ドライバーに関して長い歴史を持っており、アドリアンも例外ではなく、2022年は彼の本領を披露するチャンスになる。シーズンを通して素晴らしいパフォーマンスを披露してくれるはずだ」

「セブに関しては、2005年に彼と契約寸前までいったが、残念ながらその時には実現しなかった。しかし、2022年に新しいラリー1規定が導入されることになり、レッドブルと話し合いを行った上で、セブがこの新しいマシンで参戦することに興味があるかどうかを尋ねることにした。彼は興味を示してくれたので、来年、彼がチームに加入すると話すことのできる立場となった。このような熟練したドライバーをMスポーツに迎えることができるのは素晴らしいこと。彼は今でも素晴らしい結果を残せるだけでなく、チームのほかのドライバーの指導者にもなれると信じている。契約まで16年もかかったが、ついに実現した!」

Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームのチーム代表、リチャード・ミルナーは「自分はラリーキャリアはまだ短いが、ここ何年、素晴らしいドライバーと仕事ができたのは本当にラッキーだったし、セバスチャン・ローブと働くチャンスに恵まれるなんて考えたこともなかった。自分もチームも、彼をチームに迎え、最高のリザルトを獲得するためのできる限りのチャンスを彼に与えるために全力を尽くす」

「また、ついにアドリアンがフル参戦に臨むことも、朗報に華を添えてくれた。アドリアンは非常にモチベーションの高い、血気盛んなドライバー。彼がフル参戦のプログラムをつかみ、彼の実力を証明してトップレベルでの非常に短いキャリアをさらに発展させることができるようになったことを、本当にうれしく思っている。自分の仕事は日頃からラリーチームの世話をすることだが、心の底では大のラリーファンなので、このニュースは純粋にうれしい。これが実現するために壮大な努力を注いできたし、モンテカルロのスタートが待ち切れない。このふたりがドライバーズラインナップに加わったことで、自分もチームもモチベーションが一気に高まるよ!」

初めてのフル参戦プログラムを獲得したフルモーは「2022年、Mスポーツ・フォードとの旅を続けることを発表できて、とてもうれしい」とコメント。

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「ドライブするのが楽しいプーマ・ハイブリッド・ラリー1でシーズンを通して参戦できる。本当に誇らしく思うし、2017年にMスポーツのフィエスタR2Jでラリーに出会った自分にとって、とてつもなく大きな瞬間だ。自分にとってラリー参戦6シーズン目に、Mスポーツ・フォードとレッドブル・モータースポーツのカラーで最高峰のレベルに参戦できることを心から楽しみにしているし、自分を信じてくれたみなさん、そして今も信じてくれているみなさんに、誇りをもっていただけるようにしたい。来月、モンテカルロで会いましょう!」

ラリーファン待望のWRC参戦が発表されたローブは、バーレーン・レイド・エクストリームから参戦するダカールのフィニッシュ直後に、WRCモンテカルロのラリーウイークを迎えることになる。「Mスポーツと一緒に仕事ができるのは、とてもうれしい。非常にプロフェッショナルな、素晴らしいマシンの作り方を分かっているチームだ」とコメント。
「今、Mスポーツと一緒に仕事ができてうれしいし、自分はキャリアを始めてからフォードと戦ってきたが、マルコムがチームと密接に関わりラリーに対して情熱的な人物であることは、以前から知っていたし、常にいい関係を築いていた。モンテカルロに向けてすごくワクワクしているし、本当にエキサイティングなチャレンジだ」

「プーマ・ラリー1に導入されている新しい技術を感じることを喜びに思う。2017年型のマシンにすごく似ていると思う。それにハイブリッドシステムをつけたような感じなので、使うのは少しチャレンジングになるが、マシンを操るのに新しいものが増えるのはワクワクするよ。このマシンをテストした時、バランスのよさや、ハイブリッドによってこんなにパワフルになるのだと非常に感銘を受けたし、すごく楽しめた」

「自分は自分がやっていることが好きだし、常にドライビングを楽しんでいるが、WRCに参戦する時はとにかくアメージングな気分なんだ。すごく楽しめることだし、今でもコンペティティブになれると思っている。モンテカルロはコンディションがトリッキーになるので、新たなチームで始めるイベントとしては簡単ではないかもしれない。このラリーにはいい思い出があるし、このラリーの雰囲気はいつも最高だからね」

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