Mスポーツ・フォード、ガス・グリーンスミスの2022年残留を発表 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

Mスポーツ・フォード、ガス・グリーンスミスの2022年残留を発表

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Mスポーツ・フォードは11月18日、開催中のWRCラリーモンツァのシェイクダウンで、ガス・グリーンスミスが2022年も継続してドライバーを務めることを発表した。チームはすでに、ハイブリッドの新規定マシン、フォード・プーマ・ラリー1で戦う2022年にクレイグ・ブリーンを起用することを発表している。一方、今季WRCにスポット参戦し、最終戦WRCモンツァでもフォード・フィエスタWRCを駆るアドリアン・フルモーの去就については、まだ触れていない。

グリーンスミスは24歳。今季は自身初めてWRカーでのWRCフル参戦に臨み、目標に掲げていたトップ5フィニッシュを何度も達成。ステージでの経験を積むごとに、ライバルとの差を着実に詰めていった。6月のサファリでは、自己ベストの4位でのフィニッシュも果たしている。一方、チームのマシン開発にも重要な役目を果たしており、ブリーンとともにWRCの新時代に向けた強力なラインナップとしての期待を背負うことになる。

グリーンスミスの快進撃は、Mスポーツが掲げる“チャンスの梯子”の成功を示している。グリーンスミスは、2014年に初めて英国のフィエスタ・スポーツトロフィーにフォード・フィエスタ・ラリー5で参戦した後、15年、16年にはフィエスタR2でWRCフィエスタ・トロフィーを戦った。17年、18年にはフィエスタR5で何度もWRC2のポディウムに上がったほか、19年にはフィエスタ・ラリー2でWRC2プロに参戦し、複数勝利をマーク。この年のWRCポルトガルに、負傷したエルフィン・エバンスに代わって初めてフィエスタWRCで参戦している。

WRCの新時代となる22年もMスポーツ・フォードからの参戦が決まったグリーンスミスは「WRCの歴史のなかで規定が大きく変わりハイブリッド時代を迎える中で、Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームのドライバーになることが決まり、本当にワクワクしている」と語る。
「今季の自分の成長にはとても満足しているし、22年は非常に競争力のあるパッケージを作るため素晴らしい仕事をしているチームでドライブすることは、とても大きな意味を持つ」

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Mスポーツのマネージングディレクター、マルコム・ウィルソンは「22年、非常に楽しみな新しいラリーマシンの時代をプーマ・ラリー1で迎えるなか、ガスと一緒に活動を続けていけることを本当にうれしく思う」とコメント。
「彼が今年、ペースを上げながら自分を律して成長してきたことに、とても感銘を受けた。ガスは、チームの強力なメンバーとして成長しており、来年、彼とチームでさらなる成功を祝うことを楽しみにしている」

WRC PROMOTER

Mスポーツ・フォードのチーム代表、リチャード・ミルナーも「ハイブリッドマシンという新しい時代に向けて準備を進めるなか、ガスとの関係を続けられることをうれしく思う」と意欲を語る。
「自分は何年にもわたってガスと緊密に活動してきており、彼の成長をしっかり見守ってきた。Mスポーツの様々なマシンを乗り継いで急速に成長しトップレベルに到達したガスは、Mスポーツにとって“チャンスの梯子”を体現している存在だ。19年にWRカーデビューを果たして以来、ガスはチームの鍵となるメンバー。成功に貪欲で、この若さにもかかわらず今季彼が見せてきた飛躍的な成長と安定感には特に感銘を受けた」

「我々は、22年のシーズンを非常に楽しみにしているし、プーマでどんな結果を出せるか、今からワクワクしている。ガスとクレイグ、そのほかの2022年のラインナップは、間違いなくファンの期待に応えてくれるはずだ」



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