トヨタのラトバラ代表「エルフィンは2022年に王者になるだけの速さを備えている」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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トヨタのラトバラ代表「エルフィンは2022年に王者になるだけの速さを備えている」

©Toyota Gazoo Racing WRT

今週開催されるWRC第11戦ラリースペイン(ターマック)、終盤を迎えているタイトル争いでチャージをかけ続けるエルフィン・エバンスに対し、トヨタのチーム代表、ヤリ‐マティ・ラトバラはその実力を大いに称賛する言葉をかけている。

高速グラベルの前戦フィンランドでは、パワーステージでの勝利とともにイベント初優勝を飾ったエバンスは、これでタイトル争いへの望みもつないだ。今季は残り2戦となった段階で、エバンスは首位につけるチームメイトのセバスチャン・オジエに24ポイント差の2番手につけている。WRCスペインと、最終戦を務めることになったWRCモンツァで獲得可能なポイントは、パワーステージポイントも含めて最大50。今週のスペインで、オジエがエバンスとの差を6ポイント広げれば、オジエの8度目のドライバーズタイトル獲得が確定する。

今回のラリースペインは、2010年以来初めて、オールターマックとして開催される。
「ヤリスでターマックを走る時は、路面はかなりダーティになっているか、グリップが低い時だったので、グリップが高いスペインでドライブするのが楽しみ」とエバンス。
一方、タイトル争いの展望についてオジエは「ドライバーズタイトルの可能性を残しているのは、トヨタのドライバーだけ。でも、スペインでの自分たちの目標は、マニュファクチャラーズタイトルを決められるだけのポイントを獲得することだ」

エバンスがラリーフィンランドで優勝を決めたことに対してラトバラは、2022年に世界チャンピオンになるだけの速さを証明したと語る。トヨタは、ハイブリッドの新規定ラリー1マシンが導入される2022年、エバンス、カッレ・ロバンペラに加え、エサペッカ・ラッピがオジエとマシンをシェアして参戦する布陣を発表している。このほか勝田貴元も4台目のマシンでのフル参戦に臨む。

フィンランド初優勝を飾ったエバンスの姿を見たラトバラは「エルフィンは本当に安定感のあるドライバーで、選手権争いの面でもチームのポイント獲得にいつも貢献しているが、ラリーフィンランドでも証明したとおり、文句なしに最速のドライバーのひとりであり、タイトル候補のひとりだ」
(Graham Lister)



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